音楽考察

月に帰らないで“隣でずっと” - King & Princeが届ける恋の和歌「恋降る月夜に君想ふ」

King & Princeにとってのムーンライト伝説!と思った。 ジャケット写真から、MVのシックなブラックスーツと、雲の上にいるような夢見心地に合うピンクのスーツ。 どちらの世界観も素敵で、タキシード仮面からのセーラームーン…!とテンションが上がった。 三…

「ココロ空モヨウ」が今胸に届いた

心模様の天気予報士が、インマイマインドにいてくれたらいいのに。 「明日の心模様は、晴れのち曇り。午後からはところにより雨の予報です。念のため折り畳み傘を用意すると良さそうです」 とかそんなふうに、時間帯ごとの予報と週間予報を出してくれたらい…

赤い公園「ジャンキー」

心が傷ついたとしても血は出ないけど、明らかに痛んでいるのはわかっていて、 それでも自分の中に納めるしかできないとき、赤い公園「ジャンキー」を聴く。 傷つけてくれてサンキュー くるしくて息を吸った 吸った息を吐いた 心がひとつふたつうねった “傷つ…

ビックバンドで輝くスター 佐藤勝利さん ソロ曲「Kiss You Good-Bye」

好みの音が飛び込んできて、何事かと思った。 iPodの画面をすぐに確認して、佐藤勝利さんのソロ曲だと知った時の驚き。 とびっきりジャジーに、魅惑的に。スウィングを効かせて、ウッドベースが誘うリズム。トランペットにトロンボーンが弾ける。ドラムが刻…

松下洸平さん「つよがり」と、ラテンのムードに魅せられて

ふと映ったインスタグラムの縦画面の中。 夜の景色に丸く滲む灯りと、聴こえた歌声とメロディーにくっと服の裾を掴まれた感覚で、スライドせずに3分割の映像を見続けた。 真っ直ぐにそこにいるのが松下洸平さんだと気づいたのは後半になってからで、切実に歌…

おげんきですか

頭の中に井上陽水さんがずっといる。 というより歌が、ふとした時に蘇る。 今この気候を表すのにはぴったりな 「夏の終りのハーモニー」 1ヶ月ほど前までは、夏の風情に想いを馳せて 「少年時代」 大切なネックレスを落として掬い上げようのない落ち込みかた…

だれのためのヒロイン

あの人にとってのヒロインは自分ではなかったと気づいた時、価値観がひっくり返るほどの衝撃を受ける。 だけど「HADASHi NO STEP」を聴いた時、今の私のままでも、まだちょっと歩けるかもしれないと思った。 LiSAさん 「HADASHi NO STEP」 作詞:LiSAさん 作…

歯の浮くような台詞もあなたなら

HEY!そこのハニー こっちを見て気づいておくれよ そんなふうに話しかけられて思わず振り向いてしまうのは、彼の声だからに違いない。 山崎育三郎さんと3時のヒロインのコラボ曲。 「僕のヒロインになってくれませんか?」が好きで、朝のはじまりに聴くよう…

甲子園の空に弧を描く - なにわ男子「夢わたし」

白球が飛ぶ空の景色は、どこから見上げるかで大きく変わる。 高校野球を、今まで本腰を入れて見てこなかった。 感情移入をしはじめたら、果てしなくのめり込んでいきそうで、夏の終わりを感じ始める頃「熱闘甲子園」のダイジェストの後ろ数分を見かけては、…

Sexy Zone「夏のハイドレンジア」 - 降りだした夕立ちのそばでそっと傘をさす

雨の降る季節を知らせるアジサイの花。 葉がいきいき緑を増すと、まだ咲かないでいいとさえ思っていた。 ハイドレンジアは、西洋アジサイのこと。 花言葉は様々あるけれど、【辛抱強さ】と【冷淡】が並んでいるのがいい。 眠る前、起きてから、TBS「音楽の日…

美 少年「Cosmic Melody」 - 広がる宇宙から星は音符へと姿を変えて

2020年に行われた、ジャニーズJr.の配信ライブを見ていた時も、イントロが聞こえておおー!となったのはこの曲だった。 美 少年 「Cosmic Melody」 作詞:イワツボコーダイさん / Komei Kobayashiさん 作曲:Wolf Junkさん 特に印象に残ったパフォーマンスは…

BTS「Butter」なめらかに君の心に溶け込んで、気概は語らず曲で魅せる

イエローの背景にハートの溶け出すバター。 「Dynamite」で、これぞ最高作…と思わせてからの次のカードを出せる強さを、あらゆる角度で感じた1曲だった。 あまりに徹底的に完成されているから、考えて分析しだすと気力体力を360GBぐらい一気に使うのではと思…

一体化ではなく個と個が隣り合うこと ー 星野源「不思議」

多くを包む概念としての愛は、歌として側で聴くことができる。 ただ、1対1の間に築かれる想いについては、遥か遠い。存在すら幻のような、信じがたいもののまま、その隔たりは月日を追うごと深くなっているように思える。 それでも星野源さんの歌う「不思議…

2人分の瞳でみる世界。『も』がつなぐ優しさ ー 関ジャニ∞「ひとりにしないよ」

ドラマ「コタローは1人暮らし」を毎週見ている。 訳あって1人暮らしのコタロー。 とのさまんが好きで、起きたらいくつも新聞に目を通す。お引っ越しのご挨拶は柔らかい高級ティッシュ。おにぎりを握れるし、ひとりでお風呂だって入れる。 だけど狩野どのに出…

大きなリボンで包むビッグラブ ー 美 少年「Beautiful Love」

ラブソングの気分じゃないなと思っていても、無条件のビッグラブを投げかけられると、思いがけずキャッチしたドッジボールみたいに受け止めてしまうものだなと思う。 無機質な曲を探していた頃に耳にしたのが、 美 少年(ジャニーズJr.) 「Beautiful Love」…

暗闇で道を照らしたのは ー Hey! Say! JUMP「御伽と知る世界」

ビスケットの窓に、屋根はマシュマロ。 カラフルなジェリービーンズの庭と、キャンディーの石畳み。 明るいメロディーに、道標となるようなHey! Say! JUMPのユニゾン。だけど、どこか森に迷い込んでいるかのように心細くなるのは、この物語の世界観が曲にし…

いくつの重さで天秤は量れるだろう - 幾田りら「ロマンスの約束」

カッティングで奏でられるエレキギターに、パーカッションの音が鳴る。 心惹かれたタイトルに、再生ボタンを押したら耳を傾けたくなるメロディーが聴こえて、 幾田りらさんの声をもっと聴いてみたいと思っていた今にぴったりだった。 どんな歌詞なんだろうと…

Sexy Zoneの曲から選んだ、切なさ三銃士。甘くほろにがい「無邪気な時間は過ぎやすく」

切々と積み重なる心の声と、キャラメルマキアートのみたいに合わさる歌声。 声が泣いていると感じさせるSexy Zoneのボーカルに、素晴らしく寄り添っていると感動した曲が「無邪気な時間は過ぎやすく」だった。 「無邪気な時間は過ぎやすく」 作詞:久保田洋…

西川貴教さんが歌った「やっぱ好きやねん」哀愁溢れる大阪

2020年の10月にNHKで放送された「わが心の大阪メロディー」 大阪づくしなこの歌番組が好きで、今回も心待ちにしていた。 なにわ男子の「ダイヤモンドスマイル」披露。 丘みどりさんの歌と共にAぇ! groupが踊った「雨の御堂筋」の艶っぽさの魅力。2グループ揃…

空飛ぶ少年が見せてくれた景色は - Hey! Say! JUMP「ナイモノネダリ」

空を飛ぶ少年が姿を現してくれるのは、大人になる前、だけだろうか。 大人になってようやく、空を飛ぶ少年と出会ったなら? ずっと少年でいてと願わなくても、 時折、窓を開けておくのを忘れたり、日常で余裕を無くして空を飛ぶ方法を忘れたとしても、再会を…

一輪の花、静かに咲いて - Nissy「花cherie」

外は澄んだ空気なのに、窓を伝う雨がまだ止んでいないような。 お花屋さんを見るたび、特別な思いを持ち立ち止まるようになったのは、Nissyの歌う「花cherie」を聴くようになってから。 “花”がテーマの一つになっているこの曲を、季節ごとに咲く花を眺めては…

ミモザのように咲く、原田知世さんの歌う「September」

原田知世さんの歌う「September」は、ミモザの橙と黄が溶け込む色をイメージさせる。 そっと咲いて、ささやくようにこぼれる哀しみは、まあるく小さくささやかに。 竹内まりやさん「September」 作詞:松本隆さん 作曲:林哲司さん 原曲も無意識のうちから耳…

衝動が気持ちを押して、追いつく言葉 ー 緑黄色社会「Mera!」

音は耳にしていて、だけどひたすらに明るいムードだけを感じて踏み込まずいた。 歌詞の言葉に気づいて、“僕”と“君”の関係性が弱くも強く、眩しい輝きを放っているのではと直視してから、頭の中でリフレインする。 緑黄色社会「Mera!」 作詞:長屋晴子さん、…

JAZZのムードで、互いの線を進むハーモニー「Lookin' 4」

ほぐれた気持ちでスクリーンに映るエンドロールを見つめていると、始まるセッション。 映画「461個のおべんとう」の主題歌として、井ノ原快彦さんと道枝駿佑さんが、劇中の一樹と虹輝として歌う「Lookin' 4」という歌。 映画館では、フルで聴くことができる…

ディズニーで憧れた、アリエル、シンデレラ、ベル

ディズニーキャラクターの中で誰が好きなの?と聞かれて、すぐに言葉に出るのは、 今もこれまでも変わらず「リトル・マーメイド」のアリエル。 好奇心に満ちていて、知りたい事にとことんこだわり、飛び出さずにはいられない冒険心。 あの世界に行きたいと海…

ホーンセクションの効いたアレンジが最高に弾けた Official髭男dism オンラインライブ

スウィングに身を委ねて、グルーヴに心を預ければ、楽しくて仕方ない気持ちが疼きだす。 どのアーティストのライブを観に行きたい?と聞かれてすかさず答えるほど、藤原聡さんの歌声を直に浴びたいと思った。 「Official髭男dism」 ライブ開催が当たり前で無…

鍵は誰の手の中でもなくここに ー King & Prince「Key of Heart」

坂道でグッとペダルを踏み込んで、乗り越えた先で感じる風。 あの心地良さがこの曲にある。 ギターのリズムから涼しく吹き抜けるメロディーが心地よくて、背中に追い風を受ける感覚。 さらにこの曲のダンスに引きつけられて、歌番組「音楽の日」での披露が衣…

宮澤エマさんの歌う「Diamonds Are girl’s Best Friend」香る気品にJewelの輝き

宮澤エマさんがミュージックフェアで歌った「Diamonds Are girl’s Best Friend」に、今もなお感動している。 ツンと澄まして、なかなかのことを言い切る歌詞だけど、愛嬌に気品をまとった雰囲気に引き込まれていった。 宮澤エマさんが様々なミュージカルに出…

“&”の先に、鍵になる気持ち ー King & Prince「&LOVE」

ちょっとしたモヤつき、訳もないけど不機嫌になる気持ち。 そのどれもをパッと花束にして抱え上げて、モヤつきはどこかへ放り投げてくれるような晴れやかさがある曲。 King & Prince「&LOVE」 作詞:坂室賢一さん 作詞:坂室賢一さん/Louise Frick Sveenさ…

はじけて甘くきらめく、夏の日のレモネード - なにわ男子「Soda Pop Love」

シュワシュワとソーダをグラスへ注いだ音に、メロディーがつづく。 淡くても期待せずにはいられない心が、ソーダ水の泡のように次々と浮き上がってくる。 なにわ男子の新曲「Soda Pop Love」は、とびきり可愛く爽やかで、ほんのり切ない味がする。 届け! こ…