2020-05-01から1ヶ月間の記事一覧

伝えたい物語は、この紙の上に - 映画「500ページの夢の束」

心に残る映画を見つけた。 3秒間も人と目を合わせるのも苦手。声は小さい。 そんな彼女の中で、好きが味方になった時の、無敵になれるエネルギー。思い切って飛び出す時の迷いのなさ。 映画「500ページの夢の束」 原題は“Please Stand By” Amazonプライムの…

恋しい大阪 ~スカーレットと信楽太郎~

“喜美ちゃん”な戸田恵梨香さんに惚れ込んだまま、「野ブタ。をプロデュース」を2020年にテレビで見ている。 途中から入って、最後まで毎日毎日見続けた、朝ドラ「スカーレット」 見始めたのは、戸田恵梨香さん演じる喜美子が、下宿先でほんのりとした恋心に…

丸山さんが表紙の舞台誌を手にとって、雑誌を買う嬉しさを思い出した

本屋さんが開いていない。そんな期間が何ヶ月経っただろう。 生活の流れのなかに、目的が無くても本屋さんに立ち寄るということが自然とあったんだと、こんなふうに実感するとは。 休業は今の状況で必要な対処で、まだ予断を許さない段階だとも思う。 6月に…

照らされた月と、影になる月 - 上白石萌音さん「夜明けをくちずさめたら」

夜になると空に明かりが灯る。ゆえに儚くて、吹けば消えてしまいそうな思いに寄り添ってくれる。 朝、夕、夜にニュースの音が聞こえては気持ちに霧が掛かり、情報の海に開くのもつらくなる画面の中、スクロールしているうちに漂ってたどり着いたのは、上白石…

用がないから、会いたかった ー「‪いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう‬」第6話 感想

「恋って何?」と聞いた小さな音に、お母さんは「帰るとこ。」と話した。 なにもかも無くした時に、“帰るとこ”と。 見ていてこの答えを聞いた時に、はじめはピンと来なかった。なにもかもが揃っている時に生まれる感情で、なにも持たないままで始まるもので…

Re:LIVEプロジェクトと、Twitterと、文庫本の話をいっぺんにしたい

関ジャニ∞の「Re:LIVEプロジェクト」の知らせを聞いてから、その日はひたすらデモ音源を聴いて聴いて聴いて、ペンとノートを持って、夢中になった時間はあっという間に、 それまで頭の中に渦巻いていた不安やストレスが、その時はスコーン!とどこかへ行って…

大橋和也さんに歌って踊ってほしいNissyの曲

好きな人が好きな人を好き。 こんなにシンプルなことが、こんなにうれしいものだとは。 Nissyのライブを、大橋和也さんが観に行っていた。 「関西ジャニーズJr. とれたて関ジュース」というラジオ番組で、『なにわ男子』の西畑大吾さんが、同じグループメン…