2020-01-01から1年間の記事一覧
電話を受けた木穂子さんの動揺と、咄嗟に座り込む姿からはじまる最終話。 病院で、引ったくりにあった女の子は状況を知らずに楽観的に話してしまう。 感情を堪えきれない朝陽に、お互いの状況を考えて間に入った練。朝陽と女の子の会話を見ている時の練の表…
ちゃんと描き終えてから渡したい似顔絵を、音から取り上げて、途中のまま練に渡した朝陽。 音の抑え込んだ表情が、第1話の無理に決められた婚約者に向けたものと似ていて悲しかった。 木穂子さんが静恵さんの家にやって来たタイミングも印象的だった。 「音…
会えて嬉しい、でも。 練くんが音に真っ直ぐ向き合うようになった、でも。 いまは音が、練に真っ直ぐには向き合えない。「プロポーズされてます」と正直に話す音だけど、歯切れが悪い。 話しながら、机の上にペンで星を作る様子が印象的で。大事な話であれば…
「今を犠牲にしなければ、未来は手に入りませんか」 先生に尋ねた、野上の質問にドキッとした。 そういうものだと諦めた枠から視点を変えたとき、どっちもが叶うかもしれないと思うことは、考えが青いだろうかと問われた気がした。 家の事情で海外へと行くこ…
“この世界は愛だけで成り立ってるわけじゃないし、いい人だけしかいないわけじゃない。” 和輝のナレーションで、芯に触れた第8話の言葉が、心に残り続ける。 人は幸せになってもいい。元からそんなことわかっているつもりなのに、時々忘れる。 ドラマ「姉ち…
アクセサリーとしていつも身につけられる笛。 理想はあっても、そんなものがあるかどうかはわからなかった。 地震が何より怖い。いつ何時でも、その恐怖を忘れたことはない。 もしここで?と思うたびにぎゆっと肩に力が入って、備えようとはするけど、“備え…
朝陽くんからの音へのプロポーズ。ロマンチックな瞬間のはずなのに、こんなにも息苦しい。 その指輪に、指を通すことすら躊躇う音の律儀さにクッと胸が苦しくなった。一旦はつけたってよかったはずなのに。それでも。 落ちた指輪に察したような、力の抜けて…
真っ黒な革靴。 マットな質感じゃなくて、ツヤっと光沢のある靴。 黒のスキニーと合わせて履いたら、きっと良い。 ずっと憧れで、だけど初めて買った革靴は、焦げ茶色のローファーだった。 HARUTAのローファーを普段着る服に合わせたっていいんじゃない?と…
改札を抜ければ、見上げずにはいられない建築の美しさ。 イエローにホワイト、ブラウンがアクセントのドーム型の高い高い天井。 何年振りだろう、東京駅の改札を出たのは。 来るとしても、それはいつもディズニーシーへ行くための途中駅で、一切無駄のない京…
泣くつもりはなかった、こんなに思い入れがあるとも気づいてなかった。 あの頃の私たちと、今の私たちが出会う待ち合わせの場所、MAHO堂。 映画「魔女見習いをさがして」 「おジャ魔女どれみ」の放送開始から、20年。 はじめは、ああ懐かしいなぁと何となく…
楽しんで!と発する気持ちと、楽しい!と溢れる気持ちが、なにわ男子たち自身から伝わってきて、 そして今日まで、お互いに日々を進んできたことを労ってくれるような、サプライズと優しさに満ちたステージだった。 なにわ男子 生配信ライブ 「Shall we #AOH…
ほぐれた気持ちでスクリーンに映るエンドロールを見つめていると、始まるセッション。 映画「461個のおべんとう」の主題歌として、井ノ原快彦さんと道枝駿佑さんが、劇中の一樹と虹輝として歌う「Lookin' 4」という歌。 映画館では、フルで聴くことができる…
4つ並んだチェロやコントラバス。丸が可愛く並ぶティンパニ。羽のような造形美のハープ。 遠くから見つめても、ああオーケストラの演奏が始まる…と胸が高鳴る。 会場に行くことも、直にコンサートを観ることも、8ヶ月以上ぶり。 「美女と野獣 イン コンサー…
音楽のように緩急をつけて進む毎日は、静かに、だけど機微に溢れている。 観に行ってよかった。好きな映画のひとつになった。 映画の中で生きるひとりひとりは、一見淡白すぎるくらいに“それぞれ”で、だけど見守る視線はきっとある。その存在に気づいて、受…
お久しぶりです。 あまりに久しぶりな気がして、今日は音楽のことではなく、ライブレポートでもなく、なんてことのない話を一旦してみたくなりました。 手紙を書くような感覚で、書いてみます。 元気か?と言われると、元気ではなく。 大丈夫か?と聞かれる…
ディズニーキャラクターの中で誰が好きなの?と聞かれて、すぐに言葉に出るのは、 今もこれまでも変わらず「リトル・マーメイド」のアリエル。 好奇心に満ちていて、知りたい事にとことんこだわり、飛び出さずにはいられない冒険心。 あの世界に行きたいと海…
アルバム「L&」を聴くのが、日々のルーティンになっていた。 朝に「Key of Heart」「&LOVE」 混沌とした気分の時に「Mazy Night」 仕事終わり、頑張れてない気がして落ち込む時に「Focus」が聴こえてきて、大丈夫かもと思えたこともある。 King & Princeのラ…
スウィングに身を委ねて、グルーヴに心を預ければ、楽しくて仕方ない気持ちが疼きだす。 どのアーティストのライブを観に行きたい?と聞かれてすかさず答えるほど、藤原聡さんの歌声を直に浴びたいと思った。 「Official髭男dism」 ライブ開催が当たり前で無…
坂道でグッとペダルを踏み込んで、乗り越えた先で感じる風。 あの心地良さがこの曲にある。 ギターのリズムから涼しく吹き抜けるメロディーが心地よくて、背中に追い風を受ける感覚。 さらにこの曲のダンスに引きつけられて、歌番組「音楽の日」での披露が衣…
宮澤エマさんがミュージックフェアで歌った「Diamonds Are girl’s Best Friend」に、今もなお感動している。 ツンと澄まして、なかなかのことを言い切る歌詞だけど、愛嬌に気品をまとった雰囲気に引き込まれていった。 宮澤エマさんが様々なミュージカルに出…
旅行記・エッセイの文庫本 「大阪滞在記」の再販を決定しました。 再販の受付開始は、 2020年 9月12日(土曜日)12時から。 販売価格は、1,380円です。 受付ページはこちらです。 atenanonai.booth.pm 時間になりましたら、購入可能になります。 手動での切…
尻尾も無ければ足跡も残さない久住。 MIU404 第11話〈 〉 追う志摩と伊吹は、自分自身を見失うことなく、久住の姿を捕らえることが出来るのか。 ついにきた最終回。 編成の都合や、演者さんスタッフさんのスケジュールから、話数が減る可能性もあった中で、…
ちょっとしたモヤつき、訳もないけど不機嫌になる気持ち。 そのどれもをパッと花束にして抱え上げて、モヤつきはどこかへ放り投げてくれるような晴れやかさがある曲。 King & Prince「&LOVE」 作詞:坂室賢一さん 作詞:坂室賢一さん/Louise Frick Sveenさ…
視聴者として、志摩や伊吹よりも、久住の顔も動向も見てきているはずなのに、それでも得体の知れない存在を見ているようで。 MIU404 第10話〈Not found〉 わかり合う気が相手に毛頭ないという意味で、会話が成立しない存在を前にした時の、恐怖。 第9話ラス…
好きなのに言えない、というより 好きだけど言わない、と心に決めているようにも見える主人公。 映画「僕の好きな女の子」 ミニシアターかピンポイントな映画館でしか上映されていないのがもったいないほど、好きな空気の作品だった。 又吉直樹さんの短編エ…
シュワシュワとソーダをグラスへ注いだ音に、メロディーがつづく。 淡くても期待せずにはいられない心が、ソーダ水の泡のように次々と浮き上がってくる。 なにわ男子の新曲「Soda Pop Love」は、とびきり可愛く爽やかで、ほんのり切ない味がする。 届け! こ…
関西ジャニーズ 各グループの、オリジナル曲の魅力について紹介した文章の一覧です。 【なにわ男子「なにわLucky Boy!!」】 one-time.hatenablog.com 【なにわ男子「ダイヤモンドスマイル」】 one-time.hatenablog.com 【なにわ男子「2Faced」】 one-time.ha…
7月28日。728の日から始まった、 「Johnny's DREAM IsLAND」 通称 ドリアイを見た感想文を、公演日順に一覧にしました。 【ライブ決定に寄せて】 one-time.hatenablog.com 7/28【なにわの日、関西ジャニーズ大集合】 one-time.hatenablog.com 8/1【ジャニー…
殻を破るとは聞いていたけど、勢いよく破りすぎて、ヒナじゃなく鷹が出てきた。 やってんな!とやっっばを交互にしたかのようなライブ。イントロが流れてくるたび、感情はハチャメチャなのにすごく楽しい。 「Aぇ! group」ライブステージ 会場 松竹座 2020年…
サブタイトルの不穏さが、ずっとずっと恐かった。 MIU404 第9話〈或る一人の死〉 もう誰にも無念を感じてほしくない。 警察という職務にあたる以上、困難なことだとわかっているのに、誰一人として欠けず、傷つくことなく。出会った以上、掴んだ手は二度とす…