2018-01-01から1年間の記事一覧

面白みを見つける天才になりたい

面白くないなーと思うものを見つけるのは簡単で、好きじゃないなーと考えるのも簡単かもしれない。 なんか嫌だからで片付けると、じゃあなにが好きかという問いにも答えられない気がして。 つまらない、を言いきるのが簡単なことなのだとしたら、どこにつま…

大人になっても届くプレゼント - Nissy Entertainment 2nd LIVE DVD

[クリスマス盤の中身、内容に触れています。未開封の方はご注意ください。] 12月24日、 Nissyからプレゼントボックスが届いた。 2018年、今年の春に行われた、西島隆弘さんトータルプロデュースのNissy(にっしー)アリーナライブツアー。そのファイナルと…

羅針盤のように導くのは − V6「スピリット」

自分の気持ちに響く。そう思って繰り返し聴いていた曲が、実際はだれかに贈りたい言葉だったと気づくことがある。 V6の曲は、なにを大事にしていたのか分からなくなった時、家の柱のように確固とした安定感で背中を押してくれる。アルバムの曲を聴くことが多…

忘れられないことがあるからこそ。 - 舞台「逢いにいくの、雨だけど」

舞台を観に行った。三鷹の芸術文化センターという所へ。iakuという演劇ユニットの舞台を観るために。 「逢いにいくの、雨だけど」 なんだかこのタイトルが好きで、気になった。 一行の頭に漢字がひとつずつなところとか、“けど”と言い残す言葉がある感じで終…

活版印刷でつくられた名刺ができました

オーダーしていた名刺がついに届いた。 「中村活字」という活版印刷の会社でオーダーした名刺。思っていたより早かった出来上がりで、嬉しい気持ちでいそいそと開封した。 なんだろう。きゅんときた。 素敵なロゴがそのまま活版印刷に。まさに理想の風合い。…

公園でたこ焼きを食べた

横山裕さんと丸山隆平さんがジャニ勉の「エイトブンノニ」で訪ねていた、此花区のお好み焼きを食べたい。 何度も先送りにしていたから、今回は行ってみようと思っていた。 此花区は、横山裕さんにとって地元。 その大切な場所にやって来るというのは緊張した…

喫茶店でミックスジュース

夏で今年は最後になるな、そう思っていたのに、 なぜ私はまた新大阪駅に。 11月、関ジャニ∞の凱旋ライブが京セラドームで行われることになり、気づけば訪れていた再びの大阪。 出発前、ホテルの予約もバッチリ。でも念のためと確認をしたら、予約を1ヶ月勘違…

紙に刻まれる文字の美しさ。活版印刷で、名刺を作る

“活版印刷”というものにずっと興味があった。 ぽこっと出っ張っていたり、金でキラキラしていたり、紙の加工には様々な技法があると思っていたけど、それは何という名前なのか、どんなふうに作られているのか。特に「活版」と「箔押し」は気になるキーワード…

「宛名のないファンレター」をロゴにしてもらいました

お手紙のような名刺を作りたい。 文字の魅力が活きた名刺を、いつか。そう思っていたけど、今の自分では持っていても宝の持ち腐れなのではとためらっていた。 いや、やっぱり作ろうと思い立ったのは、都内へチョコレート探しの旅に出た時のこと。文章を書い…

関ジャニ∞ ライブツアー「GR8EST」最終日、変わることを恐れず進む道。[後編]

今回の振替公演と追加公演では関西ジャニーズJr.がバックに増えて、さらに関西ジャニーズJr.から作られた「なにわ男子」というグループが登場した。 そして「なにわLucky Boy!!」を一曲披露。 完成度にびっくりした。組まれてまだ日が経っていないのに、ステ…

関ジャニ∞ ライブツアー「GR8EST」最終日、変わることを恐れず進む道。[前編]

“楽しい?” 歌の途中で、目尻を下げて口角を上げて、口パクで聞く安田章大さんがスクリーンに大きく映し出された。安田さんがあんまり嬉しそうに笑うから、胸が熱くなった。 その問いかけに思わず「うん」と頷いていた自分に驚く。完全に無意識で、ああ今私…

「僕らは奇跡でできている」高橋一生さんの緻密さと、一輝という人物の観察眼

飛べない鳥って、本当は“飛びたくない鳥”かもしれないですよ。 大阪の天満にある、関テレの入り口にある大きな大きなポスターが、関テレ制作のドラマ「僕らは奇跡でできている」の高橋一生さんに変わっていた。 関東ではフジテレビで放送されているドラマだ…

“キャンドルが消える前に”

とんでもなくセンチメンタルだ。あの時の吸っていた空気をもろとも思い出すように、蘇りすぎた雰囲気に船酔いを起こしそう。 シーとランドが並ぶあの国で、鍵をかけた思い出があった。 友達の紹介、なんて出会いを信じていなかった。それなのにそんなことは…

古書に隠した、時のすべて。映画「ビブリア古書堂の事件手帖」

物静かに生きているひとが、報われる世界が見たい そう思って、観に行く映画を「ビブリア古書堂の事件手帖」に決めた。 ミステリーはこわいからと選ぶことはこれまで無かったのに、この作品に関してはそれを気にしなかった。映画が終わり、エンドロールを観…

どこへ行こうか? 僕たちなりのおもてなし -関ジャニ∞「All you need is laugh」

何度訪れても足りることがない。もっと知りたい。 自分の住む日本のなかで、こんなにも興味を駆り立てられる場所があることはしあわせなことだなと思う。 大阪観光局シンボルキャラクターに任命された関ジャニ∞が、大阪の魅力を伝える曲を作ろうという企画か…

届ける熱気と強気。吉岡里帆さんと阿部サダヲさんが見せた叫びの歌 -「体の芯からまだ燃えているんだ」

喉にぐわっと空気を通して、腹の底から声を出す 体から放たれたシャウトが、 感情になるまえの音のままで胸へと飛びこんでくる。 吉岡里帆さんと阿部サダヲさんがタッグを組んだ。 「体の芯からまだ燃えているんだ」 作詞・作曲はあいみょんさん。この歌は、…

深海に差し込む光のような。-‪関ジャム‬セッション「Sailing my life」

ベートーヴェンのピアノ・ソナタ「悲愴」第2楽章 青の照明と、高く上から差し込むライトが海の底にいるようで落ち着く。 ピアノの魅力について紹介したこの日の‪関ジャム‬。 グリッサンドがあんなに指に負担のかかるものだとは思っていなかった。そんなグリ…

豪華客船の港町

フワフワのオムライスがおすすめのお店で、包む方のかちかちのオムライスを頼む。そんなひねくれ具合。 焼き芋はトロトロよりもホクホクがいいし、プリンは固いほうがいい。 なんだかわからない気持ちになったから、散歩をするためだけに港町に来た。 ただ歩…

夜を走る新幹線

ぱちっと目が覚めた。カーテンを閉じているから、外の明るさも今が何時かもわからないけど、思うよりは朝を通り過ぎているだろうなと何となくわかった。 時刻は9時になる頃。 2泊3日の最終日、予定が変更になって1人行動に。 予定していた京都に行こうかと、…

ライブの日

目を覚ませば日曜日。今日はライブの日。 昨日だって京セラドームでライブは行われたのに、夜はのんびりと串カツを食べていたからか、ライブがもうすぐという実感が湧かなかった。 日曜日の朝ならやっぱり…とテレ朝をつける。 寝坊かなーと思ったけど、プリ…

赤いワンピースを買いました

いつか自分の気に入る赤いワンピースを。 探しはしないけど、どこかで見つけられるだろうと気長に待った。誰にも言わない、自分のなかだけで。 普段、ワンピースを着ることはほとんどない。 でも友達に「ライブの日に会うとワンピースを着てるイメージがある…

ただいま大阪

空になったばかりのスーツケースに荷物をつめて、新幹線の切符を何度も確認する。 1ヶ月ぶりの新大阪行きの新幹線。荷物をつめるのも、新幹線に乗るのも、少し手馴れて余裕の出てきた自分に気がつく。まだまだ緊張だってしているというのに、なにを慣れてま…

おいしいサンドイッチ

住宅地を少し進んだ道の先、目を凝らすと見えるその看板は、雨の日も曇りの日も夏の日もそこにあった。 ここに居たいと思う場所を見つけることは、自分にとってテーマになっている。そんなに多くなくていい。気づけばすぐに浅くなる呼吸を、ゆっくりと落ち着…

初めてのアリーナ席から見えたもの -「GR8EST」東京ドーム 9/9

【ネタバレがあります。ライブがまだの方はご注意ください。】 楽しい!!!! 全力でペンライトを振って、声を上げて、ずっと笑っていた。 関ジャニ∞ライブツアー「GR8EST」東京ドーム、9月9日公演。 こんなにはしゃげたんだと自分で気づいたくらいに、その…

漂う余白が思いを濃くする。関ジャニ∞「ここに」MVの魅力とは

シンプル。それでも溢れ出る魅力。 澄んだ空のブルーと地面に広がるグリーンが、情報量を少なくシンプルに彩っていて、曲と映像の引き算の美しいMV。 関ジャニ∞が9月5日にリリースした新曲「ここに」 MVがとても素敵で、その魅力を語らずにはいられなくなっ…

地声の個性で鮮やかに。関ジャニ∞のMステ披露「ここに」

今だったなと思う。ライブで見た関ジャニ∞から感じたものは確実にあったけど、自分のなかでのスイッチが入ったのは今だと思う。 ライブを見たのに、思っていたような整理はつかなくて、整理のつかなかった気持ちに戸惑った。ライブが足りなかったとかそうい…

ペンライトの灯りで届けたい。GR8EST in 京セラドーム

ペンライト1つじゃ足りないくらい この手に持てるのは灯り1つだけど、届いているだろうか。伝わるだろうか? たくさんの人が集まって、ザワザワとした空気のなか、ペンライトの灯りがひとつずつ増えていって、ドームの照明がフッと消えた。 生まれた暗闇に光…

大阪滞在記 あとがき

大阪から戻ってしばらく、頭の中がふわふわとした不思議な感覚が続いた。 10日間かけてインプットした大阪の町の地図が、こっちに帰ってからもまだ頭の中に残っていて、地元と大阪がゼロ距離になったみたいな感覚。 あれ?この道は地元の道?あの道は大阪の…

大阪駅の大冒険

おいでやす商店街からすぐの中崎町の駅の階段を、地下へとどんどん降りて行く。何度も通った改札を今日も通って駅のホームで電車を待った。 東梅田まではあっという間で、東梅田からの梅田までの道も、気づけばほとんど迷わず歩けていた。 ゆりやんレトリィ…

「いってらっしゃい」が嬉しいのはどうして

7月8日、日曜日。大阪で暮らす最後の日。 あっという間だった?と聞かれたら、けしてあっという間ではなかったと答える。リタイアせずに、10日間やり遂げることができたと、ようやくたどり着いた安堵の気持ちだった。 毎朝6時7時には目覚めていたから、日曜…