「ココロ空モヨウ」が今胸に届いた

 

心模様の天気予報士が、インマイマインドにいてくれたらいいのに。

「明日の心模様は、晴れのち曇り。午後からはところにより雨の予報です。念のため折り畳み傘を用意すると良さそうです」

とかそんなふうに、時間帯ごとの予報と週間予報を出してくれたらいいのにと思った。

 

対処していくしかないのはわかってるけど、その余力も失うほど心砕けることが続いた。

あ限界だと実感があって、電話に出るのも、大丈夫なふうに繕えていたメールすら返すのも無理になってシャットアウトしたくて、

身内からの励ましに、頭の中を占めるのが煩いの一言になってしまった時、もうこれはだめだと思った。

 

心模様の天気予報士が…と考えていたら、関ジャニ∞が歌っていた「ココロ空モヨウ」のことを思い出して、今聴いたほうがいいんじゃないかと、すぐにiPodを引っ張り出してイヤホン耳につけて再生した。

関ジャニ∞の曲は、いつ何時でもiPodに入っている。曲数がすごいから、容量のほぼを占めている。

アルバムの「GR8EST」から再生して、スマホでは歌詞を目で追った。

 

今の自分のために歌ってくれてると思った。

言葉全部が、まさに今必要だったもので、それが関ジャニ∞の声で聴こえて。バンド演奏をする姿がくっきりと想像できた。

この歌が伝えようとしていることが、かつてなく胸に刺さった。

 

5人の声に馴染みたい思いがあって、「ひとりにしないよ」から、カップリング含めてぐるぐる聴くことはあっても、

正直な気持ちまだ、それより前の歌が聴けなかった。大好きな声で、大好きな声の重なりだからこそ、まだ。

だけど「ココロ空モヨウ」を再生した時は躊躇いがなくて、聴きたいと思ったから真っ直ぐ聴いた。

 

膝抱えて泣いた。悲しいとかじゃない。心強すぎて泣いた。

時空を超えてきたヒーローじゃん…と思った。何年も前に出ていた歌に、今思いきり救われた。

やっぱりな…と思った。こうやって関ジャニ∞がぐんっと手首を掴んでくれるから。手のひらを出されたぐらいでは手を取らない捻くれ方なのをわかっているみたいに、手首から引っ張って行くから。

もう大人になったし、自分もしっかりしてきたとか思ってたけど、関ジャニ∞の引っ張り上げるエネルギーは今も私にとって必要なものだった。

 

晴れるといいなぁ…

その一言を関ジャニ∞がつぶやくことが、こんなに心強い。

弱さも不恰好さもひっくるめたヒーローなのは変わっていなかったと、もう一度思った。