エッセイ

憧れのチョコレート

手に入れるのには少し遠く、憧れのチョコレート屋さんがある。 「レ・トロワ・ショコラ」 ショコラティエの佐野恵美子さんが作るボンボンショコラもケーキも、とびきり美味しい。 味わうことができたのは、2年前。催事で日本に来ていることを知って、今しか…

書きたいから、

余裕をなくした自分はこんなふうになるのかと知った。 一個のことを、これ頑張らねば。と思ったらもう、脳のストレージをいっぱいに使ってしまって、メールの返信を打つのに考える余裕すらなくて、大切に続けてきた文章まで書けていない。 書けてからブログ…

りんごのコンポートがちょっと特別

アップルパイが苦手で、ごろっと入ったりんごもあまり喜べない。 食感は一つにつき一つが理想的。シャキシャキしてるならシャキシャキ。とろっとしてるならとろっと。だからサクッとふわっと!な謳い文句は嬉しく…ない。 温かい果物となるとなおのこと。冷え…

出来たこと

今年、2019年。 大阪には行かなかったな、行けなかった。 それなら私は、ここで出来ることをするんだと決めて、原稿を作って本を作った。文学フリマに出店した。 文学フリマで、完成した本を手渡すことができた方、通販で購入してくれた方、いろんな形で「大…

弱気なヒーローとラジオの思い出。 - 井上ジョー「幻」

たまに悲しいふりをして見せたり だらしのない事ばかりしてみたり 甘い甘い思い出の中には ニヤリと笑う悪魔が隠れているんだ 片割れのような気持ちがここにあると思える曲が存在することは、どんな居場所よりも心強い。 陽でもない、黒い鉛筆でグルグルと渦…

ライブ前ってどうしてあんなに楽しいの

ライブに行く日は特別。それはライブが始まる前から。 ラメが目に入るからと普段は気乗りしないメイクもしっかり塗ったくって行くし、ドームの小さな座席下のスペースにも収まるようにと小さめのバッグか、うちわやグッズが入って自立するトート型のバッグを…

イベント出店までの、私なりのHow to メモ

イベントに出店することが初めて。文学フリマも初めて。という環境で、参加した「文学フリマ 東京」 遊びに行ったことのないイベントに、いきなり出店というすっ飛ばし方がなかなかのことだというのは、当日になってから自覚しました。 11日24日開催の文学フ…

作った本を手渡す日

前々日は緊張したけど、前日になればそんなこともなかった。 11月24日の日曜日。ついにやってきた「文学フリマ」 前日の夜は、ラジオ「大倉くんと高橋くん」を聴いて、気づけば眠りに落ちて、めずらしくしっかりと睡眠をとって挑むことができた。 朝早くから…

文庫本、作りました!

できた。できた。 中崎町で暮らした10日間を綴った「大阪滞在記」 文庫本を作るからには、カバーをちゃんと付けたかった。そのカバーのデザインは、きらきらふわんとした絵を描くあの方にお願いしたかった。 暑かった夏の日のクリームソーダ。 泡の浮かぶ空…

あおの景色の心地よさ。濱田英明さん 写真展「DISTANT DRUMS」

久しぶりに降ろしたワンピースには少しシワがついていて、だけど今日はこのワンピースを着て行きたかった。 濱田英明さん 写真展「DISTANT DRUMS」 2019.9.7-9.29 東京、学芸大学駅から徒歩の距離にある、BOOK AND SONSという建物が会場になっていた。 下車…

布博2019 くじらの背中ですごす夏休み

外は灼熱。でも行きたいイベントがある。 そうすると、暑さに滅法弱い自分の身体もなんとか動くんじゃないかという気がしてくる。 行きたかったのは、“布博”。 様々な布地のお店が集まるイベントで、手紙社が主催している。同時開催でブローチ市もあり、今回…

小雨ふる、井の頭公園

「Rain」があまりに似合う日、吉祥寺へと降り立った。 吉祥寺。気になる街だけど、そう多くは訪れないのだろうとなんとなく思っている、不思議な距離感の街だった。 でも今回は、ガラスペンとお手紙のワークショップがあることをネットの情報から知って、場…

理想のガラスペンをつくる

ガラスペンを、作る。 そんなことができるのだろうか?それも、自分の理想のデザイン、理想の書き心地のガラスペンを。 万年筆とインクに憧れて、東京の蔵前にある「インクスタンド」でオリジナルのインクを作ったのは2年前のこと。 万年筆はインクを替える…

大阪での10日間を見守ってくれた、あなたへ

去年の今頃、私は大阪にいた。 大阪滞在の最終日、スーツケースを梅田駅のコインロッカーに預けて、ルクアでお買い物をして、出てきたところでコインロッカーの場所が分からなくて。 どうにかこうにかスーツケースを見つけて、新大阪へ。新幹線に乗ったのは…

ピーナッツサンドとソフトクリーム

部屋にこもりがちな休日が多かった 好きなお菓子を前の日に買ってから帰って、よし、もう一歩も外へは出ないぞと頭の中でセルフバリケードを積み立てる。 何度も見たやすともさんの「どこいこ!?」をまた再生したり、意を決して買い直したどうぶつの森でぽ…

革とステッチ。ころんとした丸みの名刺入れを見つけた

ロゴを作ってもらい、名刺を活版印刷で依頼して、名刺入れを作家さんに作ってもらう。 そんな夢のようなことを、実現できた。 とびきり気に入った名刺を、とりあえずでしまうというのは、可愛い孫に似合わない服を着せるみたいで居心地わるくて、ロフトに東…

渋谷すばるさん。

何事?と思った。本物?と思った。 でもその名前を目にして、サイトへのボタンをタップする数秒のうちに心拍数は跳ね上がって、身体の血がぐんぐんとスピードを増して駆け巡るのを感じた。 シンプルな文字、数秒間の動画、そしてメッセージ。 夢を見ているか…

N°5の香りと、花束に春の香り

“CHANELの5番”はどんな香りがするんだろう 知りたかったけど、百貨店のコスメコーナーはただでさえ敷居が高くて、香水のコーナーはもっと敷居が高い。「CHANEL」と書かれたスペースには、もはや近づくことすらはばかられた。 なんだか今日は近づける気がして…

真っ赤なハートのチョコレート

今年はどんなチョコレートを選ぼう。 百貨店のバレンタイン催事。付き合わされるばかりだったこの季節が、ついに楽しいものになったのは、去年「失恋ショコラティエ」をきっかけに自分なりの楽しみ方を見つけ出したから。 それが果たして今年も続くのかはわ…

お茶の時間をサプライズでプレゼント。Strawberry Afternoon Tea

ハンサムになりたい。 わりと強めの憧れ、ハンサム。 英国紳士みたいにスマートで、ジェントルマンに。だから今回は、とびきりのサプライズを母にプレゼントすることにした。 前にさらっと「いいなー」と言っていた、苺づくしなアフタヌーンティーに招待する…

面白みを見つける天才になりたい

面白くないなーと思うものを見つけるのは簡単で、好きじゃないなーと考えるのも簡単かもしれない。 なんか嫌だからで片付けると、じゃあなにが好きかという問いにも答えられない気がして。 つまらない、を言いきるのが簡単なことなのだとしたら、どこにつま…

活版印刷でつくられた名刺ができました

オーダーしていた名刺がついに届いた。 「中村活字」という活版印刷の会社でオーダーした名刺。思っていたより早かった出来上がりで、嬉しい気持ちでいそいそと開封した。 なんだろう。きゅんときた。 素敵なロゴがそのまま活版印刷に。まさに理想の風合い。…

紙に刻まれる文字の美しさ。活版印刷で、名刺を作る

“活版印刷”というものにずっと興味があった。 ぽこっと出っ張っていたり、金でキラキラしていたり、紙の加工には様々な技法があると思っていたけど、それは何という名前なのか、どんなふうに作られているのか。特に「活版」と「箔押し」は気になるキーワード…

「宛名のないファンレター」をロゴにしてもらいました

お手紙のような名刺を作りたい。 文字の魅力が活きた名刺を、いつか。そう思っていたけど、今の自分では持っていても宝の持ち腐れなのではとためらっていた。 いや、やっぱり作ろうと思い立ったのは、都内へチョコレート探しの旅に出た時のこと。文章を書い…

“キャンドルが消える前に”

とんでもなくセンチメンタルだ。あの時の吸っていた空気をもろとも思い出すように、蘇りすぎた雰囲気に船酔いを起こしそう。 シーとランドが並ぶあの国で、鍵をかけた思い出があった。 友達の紹介、なんて出会いを信じていなかった。それなのにそんなことは…

豪華客船の港町

フワフワのオムライスがおすすめのお店で、包む方のかちかちのオムライスを頼む。そんなひねくれ具合。 焼き芋はトロトロよりもホクホクがいいし、プリンは固いほうがいい。 なんだかわからない気持ちになったから、散歩をするためだけに港町に来た。 ただ歩…

「レ・トロワ・ショコラ」の甘くおいしいサプライズ

チョコレートには不思議な魅力。 ころんと美しいボンボンショコラ。 セブンルールという番組を見ていて、心惹かれたチョコレート屋さんがあった。 「Les trois chocolats」【レ・トロワ・ショコラ】 お店はパリにある。オーナーシェフの佐野恵美子さんの作る…

赤いワンピースを買いました

いつか自分の気に入る赤いワンピースを。 探しはしないけど、どこかで見つけられるだろうと気長に待った。誰にも言わない、自分のなかだけで。 普段、ワンピースを着ることはほとんどない。 でも友達に「ライブの日に会うとワンピースを着てるイメージがある…

ただいま大阪

空になったばかりのスーツケースに荷物をつめて、新幹線の切符を何度も確認する。 1ヶ月ぶりの新大阪行きの新幹線。荷物をつめるのも、新幹線に乗るのも、少し手馴れて余裕の出てきた自分に気がつく。まだまだ緊張だってしているというのに、なにを慣れてま…

おいしいサンドイッチ

住宅地を少し進んだ道の先、目を凝らすと見えるその看板は、雨の日も曇りの日も夏の日もそこにあった。 ここに居たいと思う場所を見つけることは、自分にとってテーマになっている。そんなに多くなくていい。気づけばすぐに浅くなる呼吸を、ゆっくりと落ち着…