鎌倉旅 -1日目- 鮭定食にカフェに文具雑貨店をめぐる

 

ライブの抽選にもし外れたら、そのための休暇を楽しめる予定を決めておこう。旅に行こうと友人と約束をした。

あまりに行きたいライブだったから、これが外れるとかなりのダメージを受けるなと想像できたので、それは良い提案だと思った。

なにもなく、今日だったんだよなあと時計を見つめるより、楽しい時間を過ごしていたい。

 

どこに行こうか…

京都、神戸、蓼科、鎌倉は?

3年前に延期になっていた鎌倉旅。

今あらためてどうだろうと友人に提案したら、鎌倉には行ったことがないので行こう!と乗ってくれた。

 

慣れない土地の宿探し。鎌倉駅から徒歩で行ける距離を条件に、2択で迷った。

KAMAKURA HOTEL」か「トーセイホテルココネ鎌倉」

安心感のある設備を重要事項に、オプションでお抹茶を立てる体験ができて、和BARも併設しているところに惹かれて「KAMAKURA HOTEL」に。

結果またここがいいと思うホテルだったので、静かに行きつけにしたい気持ちもあるものの、この状況下、隠して良いことはない気がするから広く知られて長く繁盛してほしい。

ロビーなどの共用部分はコンパクトでありつつ、部屋の広さは2人過ごすのには十分なスペースだった。

 

鎌倉1泊2日旅。

鎌倉駅に到着したのは10時30分ごろ。

 

着いた鎌倉駅の西口は、素朴で居心地のいい佇まいだった。

まずは西口から出てすぐに着く、本日の宿に荷物を預けることに。

入り口を見つけるのに少し迷った。駅を出てそのまま右に沿って、ソフトクリーム屋さんを左手に線路沿いの小道を行くと、左手にここ?と心細くなる細ーい砂利道が現れる。

その先に見える、黒い外観に碧色が印象的なのれんが入り口。

 

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トンネルをくぐったり、真っ直ぐ進まず、右側線路に沿うことがホテルに最短で着くコツ。

駐車場に迷い込んだ私たちは、ホテルの多分深夜用のインターホンを押して案内してもらうことになったので、次回はちゃんと正面から辿り着きたい。

 

身軽になって、まずは朝ごはんにしようと調べておいた朝食のお店へ。

“おはよう かまくら”と書かれた黒板がうれしい、

朝食屋 COBAKABA

朝食を食べられるカフェで、雰囲気が素敵なお店。

 

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まず、入って右手のレジでメニューを選んでお会計をする。鮭定食、鯖定食、卵かけご飯…どれもいい。

しかしここは。丸ちゃんのシャケ!!をしっかり思い出して、しゃけ定食に納豆小鉢をトッピングで選んだ。

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お味噌にもこだわっていて、お味噌汁にごろっとさつまいもにしめじ。朝ごはんを省略しがちな私でも胃に優しく美味しく食べられた。

しゃけの皮はパリッパリで、いつもは残すけど食べて綺麗に骨だけになった。

そして納豆!美味しい!大粒な豆にネギで、からしとタレ。ご飯にのせたら最高。

 

沢山歩くためのエネルギーを蓄えて、お店を出ると地元に根付いた野菜市場が目に入る。

小道を少し覗き込めば、焼き菓子屋さんなどの可愛いお店も色々ある。

「いつもありがとうございます」と地元の方が日常で訪れている様子を見て、この町が日常として暮らせるのはいいなと憧れの眼差しだった。

 

鎌倉駅の東口に出るため、短いトンネル通路を進むと馴染みのある存在感増し増しな“鎌倉駅”が現れた。

小町通りから鶴岡八幡宮をゆっくり目指すことにして、寄りたいお店や気になるものをお互いに目星をつける。テレビ番組「バナナサンド」で紹介していたアップルパイだよと友人が教えてくれて、2日目の帰る前に買うことができた。

この通りで、ハライチの澤部さんが「なりゆき街道旅」で愛用しているがまぐち財布のお店も見つけて、

素敵な色合いの矢絣に抗えず、小物入れにもなりそうな中サイズとアクセサリーを入れられそうな小サイズを矢絣で揃えた。

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おしゃれ指輪屋さんがいくつか増えていて、かつて1店舗に集中行列だったお店はゆったりとした空気感になっていた。街並みにチョコレート屋さんも増えた印象。

気がつけば、鶴岡八幡宮

小中高の修学旅行生たち、お着物を着てお子さんのお祝いに来ているご家族、賑わいがじわじわと戻りつつある様子。

 

「13人の鎌倉殿」展示を横目に、目指していたのは公園内にある池。

子供の頃に連れてきてもらって、鯉を眺めていたら現れたスッポンに慄いた記憶が懐かしい。

100円で鯉にあげられるエサを買い、どう見ても大きくなっている鯉にあげよう…としたら私の肩に飛び乗るハト。

恐怖。しばらく降りない。肩乗りハト。全然嬉しくない。

鯉の群れを真近にエサを投げても、鴨の方がスピードで勝っていて物凄い速さで食べにくる。

小高い殿の遊び場のような場所があったので、そこから投げることにした。若き殿の気分を味わった。

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のんびりとでもしっかり歩いて、そろそろ休憩をしたくなったころ。

ずっとずっと来たかった、カフェ「ヴィヴモン ディモンシュ」に訪れた。

最高に楽しくて、美味しくて、居心地のいいカフェだった。果てしなく感動と感想が湧くので、記事を分けることにする。

 

荷物が多くなってきたので、一旦チェックインのためにもホテルへ戻る。

受付の合間に煎茶が出てくることに感動した。

街から遠いホテルだと、ここでもう部屋でのんびりになりそうだけど、徒歩圏内にまだまだ気になるお店が。もうちょっとお出掛けすることにした。

とはいえ18時頃から鎌倉のお店は閉まっていくので、行きたいお店の営業時間を確認して間に合いそうな所に絞った。

 

文具雑貨店「コトリ

坂を登りながら、細い道沿いを歩いて、少し不安になってきたころに右手に見えた明かりの灯る「コトリ」

もう何年も、行ってみたいと思いつづけてようやく。

夜の文具店はなんだか落ち着く空気感。原稿用紙のマスがついたメモ、活版印刷のミニレター、書き心地が良くて好きな紙ペン。ここにも見つけてしまった、コトリデザインのドリップコーヒー。

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メロンソーダ味のコトリ飴も可愛かった。

 

夜の探検もぼちぼちにして、明るいうちに見つけていたスーパーに今日明日の飲み物を買いに寄って、ホテルに帰った。

部屋でひと息ついたところで、カウンターが混み合う前にささっと呑んでしまおうかと、和BARへ。

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カフェで満たされたお腹なので、なにかちょこっとでいいかなとおつまみをいくつか頼んで、梅酒の飲み比べをすることにした。

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3つ並んだおちょこに、3種の梅酒。

右から

・神奈川 いづみ橋 山田十郎 梅酒 日本酒仕込み

・奈良 あらごし梅酒 ブランデー仕込み

・奈良 とろとろ梅酒 あのよろし 焼酎仕込み

家で見ることのない大きな瓶を、順番に並べて見せてもらった。飲んでみる。…すっごいお酒。

考えてみたら、ストレートでのテイスティングになるから、サイダーで割るより難易度の高いことをしたのかもしれない。

地酒にいける自信は砕かれた。季節限定のカクテルも気になるけど、シンプルにサイダーが飲みたい。

ソフトドリンクに行ったら戻れなくなるよ!と友人と謎の引き留め合いをしたものの、しれっとゆずサイダーを頼んだ私。

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薄口グラスに入っているから、これはもはやお酒と言い訳しながら、美味しく飲んだ。

おつまみの量は思うより少なかった。できればもうちょい…

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シメにお茶漬けを食べた。焼きおにぎりに山椒が効いて、注いだお茶は飲むお茶としても楽しめた。

 

部屋に戻ってゆるゆるしながら、風情のある陶器でお茶を飲んだ。

用意されているお茶菓子のお豆と、鎌倉散歩で購入した、チョコレート屋さんのボンボンショコラをつまむ。

 

そろそろお風呂にと入ったら、何もかもがスタイリッシュ。ゆえに、お風呂格闘事件が発生することになった。

いつもはシャワーで済ませるからと、湯船にお湯を溜めるところまでは良かった。

浸かって、やっぱりたまにはいいものだなと思って上がってからが問題だった。

栓の抜き方が分からない。押して塞がった栓を、どう上げていいかが分からない。とりあえず引っ張ってみる。力の限り引っ張る。ちょっと隙間が出来たから、時間が経てば流れるだろうと思ったら、全然減らない。

湯船のあちこちを覗き込み、説明書きも探し、それでも分からない。友人がお風呂を待っているのに、これでは渡せない。

脳内BGMがゴジラ対策会議だった。窮地。20分以上は格闘していたと思う。

せっかく引き上げた分をふいにするのではと思いながら、最後の手段だとグッと押し込んでみた。

流れた。みるみる流れる。

湯船のふちでうなだれる私。長い闘いだった…正直、これを書いている今も指先の感覚が鈍い。

押してだめなら引いてみろならぬ、引いてだめなら押してみろ事案だった。

 

こうして長い闘いは終わり、布団に入る。

ベッド部分は低めの位置にマットレス、下にすのこで、床部分は畳になっているのがとてもよかった。

あとは、お部屋からバスルームとお手洗いが遠めになるよう位置していて、ドアで閉められるので、仮に朝早く起きても夜遅くにお手洗いに行きたくなっても安心感があるのがよかった。

鎌倉に泊まる贅沢さに浸りつつ、部屋に漂う畳の香りに心地良さを感じながら、あっという間に眠った。

 

2日目につづく