2021-01-01から1年間の記事一覧
舞台の両サイドに、柱のようなショーウィンドウ。パイがいくつも並んでいる。 幕には、編み編みになったパイ生地と奥に見える赤い果実。 高畑充希さんが、このミュージカルが大好きだと「おげんさんといっしょ」で話をして、 日本語版もまだない「WAITRESS(…
月に何度か立ち寄る場所に時折、パントマイムの人が現れていた。 いつ居るかどうかの法則性はわからなくて、いつも前を通り過ぎては、心の中で近づきたい…と好奇心がうずいた。 この状況になって、もう現れないだろうなと、どうしているんだろうと思っていた…
切々と積み重なる心の声と、キャラメルマキアートのみたいに合わさる歌声。 声が泣いていると感じさせるSexy Zoneのボーカルに、素晴らしく寄り添っていると感動した曲が「無邪気な時間は過ぎやすく」だった。 「無邪気な時間は過ぎやすく」 作詞:久保田洋…
麦と絹が熱を持って語ったカルチャーは、私の生息する所とはまた違っていて、でも“わからないな”を薄っすら残したまま、この作品を観られたことは、それはそれで楽しいことだと思った。 彼は私だと感じたわけではなくて、彼女は私だと感じたわけでもなく。 …
好きで、大切なものほど、摂取するのは元気な時にしたいと、取っておいてしまう癖は相変わらずで。 本来ならそんな時こそ、見て聴いて元気を出そうよと頭の中では思うけど。 嬉しかった出来事も、大好きな作品も。大切だから、重々しい色に染まった手で触れ…
2020年の10月にNHKで放送された「わが心の大阪メロディー」 大阪づくしなこの歌番組が好きで、今回も心待ちにしていた。 なにわ男子の「ダイヤモンドスマイル」披露。 丘みどりさんの歌と共にAぇ! groupが踊った「雨の御堂筋」の艶っぽさの魅力。2グループ揃…
空を飛ぶ少年が姿を現してくれるのは、大人になる前、だけだろうか。 大人になってようやく、空を飛ぶ少年と出会ったなら? ずっと少年でいてと願わなくても、 時折、窓を開けておくのを忘れたり、日常で余裕を無くして空を飛ぶ方法を忘れたとしても、再会を…
外は澄んだ空気なのに、窓を伝う雨がまだ止んでいないような。 お花屋さんを見るたび、特別な思いを持ち立ち止まるようになったのは、Nissyの歌う「花cherie」を聴くようになってから。 “花”がテーマの一つになっているこの曲を、季節ごとに咲く花を眺めては…
2月14日 今日見た景色。 電車の中、車内を颯爽と歩いて行った、濃いブラウンの綺麗めコートのお姉さん。通り過ぎたあと、ふわっとチョコレートの香りがした。 内心、感動して、香水だろうか…チョコレート作りをしていたからではないよなあと考えて。バレンタ…
動かさない表情筋が素晴らしい 平熱で、だけど体温がちゃんとある ぎゅっと24分で映る、その機微。 和山やまさん作の漫画「夢中さ、きみに。」がドラマになった。 舞台を観ているみたいな安心感もある。だけど映像だからできる演出の遊び心も感じる。 林くん…
麦と絹の二人が歩いた恋の話で、カルチャーのある“日々”の話でもあった。 楽しみにしているライブ、音楽、舞台…いろんなものに気持ちが震えて心動かされて、それを全力で楽しんでいる二人の、着飾らない等身大の恋だった。 有村架純さん演じる、八谷 絹。 菅…
1月29日を待ちに待っていた。 映画「花束みたいな恋をした」が公開される日だから。 *本編見ていないのでネタバレ無いです。公開がうれしすぎて荒ぶっているひとの文章です。 「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」を書いた坂元裕二さんが、再…
カーテンコール後に藤原丈一郎さんが言った「真っ直ぐ帰ってください」の優しい声を胸に抱えて、真っ直ぐ帰った。 昼公演を観て新大久保となれば、プデチゲやタッカルビ、食べたいものはいつもなら沢山あったけど、 前日までキャンセルボタンを目の前に何度…
原田知世さんの歌う「September」は、ミモザの橙と黄が溶け込む色をイメージさせる。 そっと咲いて、ささやくようにこぼれる哀しみは、まあるく小さくささやかに。 竹内まりやさん「September」 作詞:松本隆さん 作曲:林哲司さん 原曲も無意識のうちから耳…
音は耳にしていて、だけどひたすらに明るいムードだけを感じて踏み込まずいた。 歌詞の言葉に気づいて、“僕”と“君”の関係性が弱くも強く、眩しい輝きを放っているのではと直視してから、頭の中でリフレインする。 緑黄色社会「Mera!」 作詞:長屋晴子さん、…
楽しくて、賑やかやかましくて、あっけらかんとしてて 気が乗るまで放っておいてくれる距離感と、ピンチの時に放っておいてはくれない距離感が心地いい 大阪が、恋しい。 関西ジャニーズJr.が大集合した、配信ライブ 関西ジャニーズJr.「あけおめコンサート2…