これまでもこれからも宝物な「ダイヤモンドスマイル」

 

あの頃の大切な宝物として胸に持っていられるだけでも素敵なことだったのが、

これからの宝物としても連れていけるようになった。そんな感覚。

 

アルバムのリード曲として、ついに形になった「ダイヤモンドスマイル」

収録された音源として繰り返し聴けることに感動して、部屋のテレビ画面に大きく映った綺麗なMVに感動している。

道枝駿佑さんがメイキングのインタビューで「ファンの方以外は新曲だと思う方も多数いらっしゃるのではと思うので…」と話していて、はっとした。アルバムのリード曲とはそういうことなんだと、念願叶った音源化だけではない視点に気づくことができた。

なにわ男子の新曲として初めて聴く「ダイヤモンドスマイル」その出会いもすごく良い。

 

青と水色、ほんのりピンク。

ロイヤルな雰囲気の衣装に目を奪われる。

メンバーごとにデザインが緻密で、首元につけたリボンがそれぞれ違う。中央にはメンバーカラーの宝石がついている。

ジャケットにタッセルをつけている斬新さ、ボトムの長さ生地の素材、ウエストのベルトも水色の人とピンクの人がいる。

インナーのベストも凝っていて、長尾謙杜さんが着ているU字の大きなベストにレースのデザインが似合っていて素敵だった。

 

曲のアレンジもゴージャスさを増して、アルバムのラストで最上の盛り上がりを見せる。

イントロのベース音がしっかりと聴こえるようになっていたり、“瞬きが”の辺りやサビの辺りで飛行機の機体が飛び立つ時のような音が聴こえたりする。

音の数がすごい多さになっていることと、ベースとドラムで重低音が効いていて、ドラムに至ってはドコドコドコドンとすごい叩き方。

 

MVはずっと綺麗。ずっと可愛い。

胸元に手を添えた“ようこそ”のお辞儀は、好きにならずにいられない。

道枝駿佑さんのダンスパートでも片手は後ろ手の姿勢が美しくて、コンセプトに寄り添った立ち振る舞いが素晴らしかった。

チェス盤を前にする高橋恭平さんと、そばに近づいて王冠をそっと高橋恭平さんの頭に乗せる道枝駿佑さんの様子が王族の午後そのもの。

その流れの先で、長テーブルを囲んだ王子たちのティータイムが映るのだから素敵すぎて敵わない。長テーブルの構図が好きすぎて、アルバムCMのティータイムカットを額縁に入れて飾りたいくらい。

ティータイムでスイーツをあーんのカットは1人ずつ撮ったのかなと思ったら、みんなテーブルに揃って見守っているなかでの撮影なのが空気感を和やかにしていて良かった。メイキングで楽しめるのでぜひ見てほしい。

FanCamレベルで自分の映るカメラを見つけて逃さない大橋和也さんと、右手をご覧くださいギャグが愉快な藤原丈一郎さんも見ることができる。

メイキングも第二のMV?!と思うくらい、じっくり見せてくれる贅沢さがある。

 

“甘い運命感じて”のところの踏み込みダンスが映っていたのも嬉しかった。

“永遠に煌めけ”で、音に合わせてくるんとターンして自分に自分で魔法をかけているような動きも綺麗に映っていて好きなところ。

グループの衣装を担当することの多い長尾謙杜さんが、メジャーを手に先代の「ダイヤモンドスマイル」衣装と映っているところと、メイクを楽しむ大西流星さんが手鏡とブラシを持って映っているところには、それぞれに持つ宝石のような個性を輝かせているように感じてワクワクした。

ロイヤルミルクティーの実写化なのではと思った藤原丈一郎さんの髪色と緩やかなウェーブがとてもよくて、午後の紅茶のCMに出られると思う。

最後の方のグッと盛り上がるところで、ニッと笑顔を見せた西畑大吾さんの表情がすごくいい。

 

MVで魅せる輝きと、インタビューと撮影の様子からも伝わる「ダイヤモンドスマイル」が形になることをメンバー自身が感慨深く嬉しく思っていることが合わさって、

たったひとつの大切な宝物を届けてもらったような気持ちでいる。

大切にしてきたものが大切にされていることのうれしさを、お互いに受け取りあっているような温かさ。

 

“プラチナのジェットに乗って”と歌う瞳に心掴まれたあの日から、

“今以上の君が 確かに見えるよ”とあなたに思ったあの時から、それは確かな輪郭になって、今目の前に輝いている。