2017-01-01から1年間の記事一覧

2017年に「ばしゃ馬さんとビッグマウス」を映画館で観た。

今年、「味園ユニバース」を映画館で観て、「ばしゃ馬さんとビッグマウス」を映画館で観た。 「ばしゃ馬さんとビッグマウス」は、2013年に公開された作品。公開期間をとうに過ぎて、映画館で再び上映される。そんなことが一年のうちに二度もかなうとは思って…

Nissy Entertainment「OK?」

Nissyが監督をした、ミュージックショートフィルム「OK?〜君に贈る24時間〜」の上映イベントに行ってきた。 何段階にも渡ってNissyの世界観に浸ることができる最高の時間だった。パソコンでもケータイの画面でもなく、大きなスクリーンで。シアターの音で…

万年筆と浅草

浴衣を着たいと思いながら何年も経っていた。ここは思い切らなければいつまでも着ないだろうと予定を決めて、浴衣を着て蔵前と浅草へ行くことにした。 浅草に行くことを決めてから、常々行きたいと思っていた蔵前は浅草駅の一つ前だということを知った。 蔵…

もし、グッズ会議で本気のプレゼンをするとしたら

いつか考えてみたかった、グッズについてのアイデア。もし自分が企画書を提出するとしたら、ということを本気で考えてみることにした。 イラストなどにしてしまうと著作権が本人についてしまい、仮にでも使用できなくなると聞いたので、ならば言葉だけで表…

みね子の目に映るひとたち「ひよっこ」

朝ドラ「ひよっこ」 毎朝、朝ごはんを食べながら見るのが楽しい。 集中力を切らさずに、こんなに好奇心を持って見続けられたのは久しぶりかもしれない。習慣になって見ているうち、気がついたらもう「ひよっこ」最終回まで2ヶ月を切った。 有村架純さん演じ…

「僕」と「君」が好きな理由

曲を聴いていて好きになる歌詞は登場人物の一人称が“僕”で、相手を表す呼び方は“君”になっていることが多い。 最近は増えたような気もするこの一人称と呼び方が好きなのはなぜだろう。 歌われる時のパターンとして、 男性アーティストが男性心理を歌う場合の…

減らしていった先に残る美学 「Answer」

曲の始まり、キーボードの音が鳴った。村上信五さんを思い浮かべた。 さらに聞こえるトランペットの音に、あっ、横山裕さんだと思った。 そこに重なるようにハーモニカの音が聞こえて、渋谷すばるさんだと確信した。 楽器の音だけで、誰かを思い浮かべる感覚…

私にとっての音楽は

朝起きるとまず、イヤホンを耳につける。 聴く曲をセットリストの中から選択して、再生。それがいつもの日課。朝ごはんの用意をして、食べる直前になってようやくイヤホンを外す。一人でいる時の音楽のノリ方は、とても他の人には見せられない。完全なるソロ…

感受性ごと虜に。Nissy「SUGAR」

ひらめきこそ inspiration 夢中になるものができた今「SUGAR」を聴いたら、新たな一面を見つけたような気がした。 初めはMVの印象が強く、アバンチュール的な曲だと思って聴いていたけれど、曲だけを聴いていてふと“SUGAR”は一面だけの意味合いではないよう…

色もタイプも様々な扉、開くと広がる世界。いしわたり淳治さんの著書「うれしい悲鳴をあげてくれ」

こんなに面白くて不思議な気分になる本には出会ったことがない。 初めての体験だった。色もタイプも様々な扉がたくさん並んでいて、それをひとつずつ開けていくみたいだと考えていたら、思い浮かんだのはモンスターズインクのあの扉がずらっと目の前に現れる…

瞳の奥に秘められた宝石。松田聖子さん「瞳はダイアモンド」

幼い頃、眠る前に電気を消した部屋の天井に、プラネタリウムみたいな星空を映すおもちゃを点けていた。プラネタリウムの動きに合わせて流れていた音楽は、松田聖子さんの「SWEET MEMORIES」だった。 オルゴール調のメロディーが天井に映っている星と一緒に…

別れ道だとわかっていても歩いていく「青春のすべて」

アルバム「ジャム」には、様々な意味で“置いて行くものへの名残惜しい気持ち”の描かれた曲がいくつもあるように感じた。実際にそうなのかもしれないし、今の自分がピックアップする言葉が無意識のうちにそうなっているのかもしれない。 特に、いきものがかり…

穏やかさとパワフルさを持ち合わせた半崎美子さんの歌声

初めて半崎美子さんの歌を聴いたのは、2013年のことだった。 父と行ったショッピングモールで、ライブが行われるというアナウンスを聞き、見に行こうかと大広場の石段に座って、歌を聴いた。 パフォーマンスを見たり、アーティストの歌を聴くことが好きで、…

関ジャニ∞が魅せるオールディーズファンク「DO NA I」

余裕のあるキザさ、主役は俺だと張り合うミュージカルのようなストーリー性。 ありとあらゆるツボを押さえられて、関ジャニ∞のアルバム「ジャム」のなかでダントツに好みなのが 蔦谷好位置さん作曲、いしわたり淳治さん作詞の 「DO NA I」[どない] 曲のタ…

忘れられない、みれん横丁の人々

「俺節」を観に行こうと決めたのは、2014年の「フレンド-今夜此処での一と殷盛り-」という増田貴久さん主演の舞台で、ていちゃん役を演じられていた松本亮さんが「俺節」に出演されると知ったからだった。 そして六角精児さんも出演されるということを知り、…

不器用さを抱え歌で生きる。舞台「俺節」

舞台「俺節」 原作 土田世紀さん 脚本・演出 福原充則さん 観たいなと思っていたけれど、観に行けるとは思っていなかった。 どちらかというともう、観たかったなという過去形の心持ちでいたつもりだった。でもやっぱりどうしても。どうしても観たくなって、…

夢に気がついてしまった心のざわめき。関ジャニ∞「今」

この曲が本当に好きだ。 音楽に丁寧で誠実に向き合うニセ明さんが、関ジャニ∞へ手渡す曲として考えて、作った曲ということが感無量だった。そしてこの曲から感じ取れるニセ明さんらしさ、ニセ明さんだからこその洞察の深さを「今」から感じて感動した。 ラジ…

どれもが主役級。すべてが凝縮された関ジャニ∞ アルバム「ジャム」

関ジャニ∞のNEWアルバム「ジャム」 特別なものとして、ずっと自分の中に残り続けると確信したアルバムになった。 開封して、一通りパッケージのデザインに見惚れてから、ヘッドホンをつけてアルバムを通しで聴いた。 あっという間の1時間。抜群に好きで仕方…

夏になったら聴きたくなる常夏ソング「トロピカル源氏」

ラジオから流れてきて、毎週聴いているうちに癖になった「トロピカル源氏」 やついいちろうさんが歌っていて、曲の制作に携わっているということはラジオを聴いていて理解できたけれど、ラジオがきっかけで知るものは視覚的な情報がなくて、自分で調べ出さな…

年齢を重ねていく魅力が輝きを放つ「IU」アイユ

ドラマから韓国語に興味を持った頃、韓国のアーティストの曲をYouTubeで見るようになった。 CNBLUEやBOYFRIENDなど、気にいる曲を見つけると繰り返し聴いて、韓国語の発音を耳でコピーするのが好きだった。 そんな時、私が特に惹かれたのは、IU【アイユ】と…

ヴァレンティンの無垢さとモリーナの献身「蜘蛛女のキス」

大倉忠義さんの演じるヴァレンティンと、渡辺いっけいさんの演じるモリーナ。 二人の存在が、思っていたよりもずっと奥深くに住みついたままでいる。 「蜘蛛女のキス」のなかでモリーナが語って聞かせた黒豹女や、ヴァレンティンが想いを寄せたマルタ。誰か…

ついにかなった「味園ユニバース」復活上映

いつか、かなうなら映画館の大きなスクリーンで観たいとひそかに思っていたことが、まさかこうしてかなうとは思いもしなかった。 「味園ユニバース」復活上映。 6月2日の一夜限り、大阪・東京・川崎・名古屋で19:00〜の同時上映。 上映期間中に映画館に行っ…

舞台「蜘蛛女のキス」ヴァレンティンとモリーナを見て私が思ったこと。

東京グローブ座で公演している「蜘蛛女のキス」を観た。 大倉忠義さんと渡辺いっけいさんの二人芝居。歌もなく台詞のみのストレートプレイで、若き革命家バレンティンを大倉忠義さんが演じ、モリーナを渡辺いっけいさんが演じる。 言葉には簡単にすることが…

ベルの髪に飾られたかすみ草 – 実写版「美女と野獣」を観て

好きで仕方ないアニメーションだった。 「リトルマーメイド」「シンデレラ」「美女と野獣」が好きだった。ダークファンタジーに変えずに制作し、音楽をアラン・メンケンが総指揮。ベルの完全再現を目指しエマ・ワトソンが演じてくれたことはなにより嬉しく、…

「T.W.L」のカメラワークに魅せられた。関ジャニ∞ライブDVD「EIGHT×EIGHTER」後編

そして、このDVD映像で最高なカメラワークだと思ったのが「T.W.L」だった。 歌始まりで右手を挙げる振りの時に、ピントをぼかして映してから合わせるところ。ここに物凄くグッときて、カメラの動きも演出の一部なんだと知った。振り付けや音に合わせてカメラ…

ドームであることをライブテーマに活かした面白さ。関ジャニ∞ライブDVD「EIGHT×EIGHTER」前編

関ジャニ∞に興味を持ち、遡って過去のライブDVDをいろいろ見た中で、大好きだと直感的に感じたライブ。 「EIGHT×EIGHTER おもんなかったらドームすいません」 今から6年前の公演。アルバム「FIGHT」を提げたツアーで、インパクト大なタイトルだなというのが…

メトロックに挑む関ジャニ∞にワクワクが止まらない

明日、5月21日に行われるメトロックに関ジャニ∞が出演する。 Mステでのいきなりの発表となったこのサプライズに、ワクワクが止まらない。チケットは既にsold outになっている状況での発表というところにも痺れる。ファンが集うに集えないこの状況。 自分もチ…

星野源さん「いのちの車窓から」

本屋さんで置かれている表紙を見て、素敵なデザインだなと思った。 白い表紙。画用紙のような手触りの紙質。中央にある素朴で可愛い星野源さんを描いたイラスト。イラストの赤いセーターが白い表紙の中で目を引いて、それから細かく見ていくと足元に描かれ…

異国情緒あふれる音楽、不思議な波長「ザ・プーチンズ」

2年前、手紙社が主催する「もみじ市」というイベントに行った。目移りするほど沢山の雑貨や美味しそうな食べ物が立ち並んでいた。しかし、なによりもずば抜けたインパクトで記憶に焼きついたのは「ザ・プーチンズ」だった。 赤いワンピースが印象的なテルミ…

歌詞に恋した「Rain」

この歌を聴いたのは昨年のFNS歌謡祭でのこと。 秦基博さんと、藤原さくらさん、miwaさんの3人がギターを弾いて歌っている「Rain」を聴いて、胸を打たれたのだった。 もともとの歌が大江千里さんの歌だということも、「言の葉の庭」というアニメーション映画…