NEWS【 好きすぎる曲・趣味・傾向。】


テゴマス編に続き、NEWS編で好きすぎてリピート率の止まらない曲を、なぜ好きなのか。自分なりに分析。
選び抜いての計4曲。


「Good News!」

好きだ!と直感的に感じた曲。サビまでの落ち着いた着実なメロディーラインを2度繰り返して、サビで手拍子があり、転調する流れが最高。本当に名曲。
NEWSというグループ名を最大活用して、Good Newsとするあたりが、にくいなあと何度聴いてもグッとくる。10th Anniversaryでイントロが流れた時の高揚感はすごい。

“ 奇跡を起こせ 頑張ってあと少し チャンスをいかそう Everybody's gonna get Good News! ”  
ここの歌詞がとても好きだ。まっすーが10thの時に、この歌詞を歌いながらガッツポーズを作った姿を見て、私は決定的にまっすーに引っ張り込まれた気がする。爽やかに、そしてシンプルなポジティブ100%の応援歌を歌うNEWSの姿が、自分にとってNEWSのイメージの核になっている。

歌詞カードに入らないちょっとした英語歌詞があるのも面白い。なのでカラオケで歌おうとすると、歌詞として表示されない部分をテンポを外さず歌う難しさに少し戸惑ったりする。
大サビの、“いつでも Do the best”で音程をグイーッと上げてからの、“奇跡 奇跡を起こせ”と「奇跡」を一度言って間を空けて、盛り上がりを最高潮に持って行くところがもう素晴らしい。


「エンドレス・サマー」

たぶん、どの年代で聴いても、どこかに心にささる歌詞が込められた曲だと思っている。
これから目指す場所に立っている、今まさに只中にいる、只中から少し距離ができて俯瞰で過去を眺めている。どの立場にいても、なにかを思う。キラキラしていてアップテンポな曲調なのに、切なくて、懐かしくて、タイトルの「エンドレス・サマー」がまさにこの曲の意味を表している。

歌詞のここが、と特定できないほど全部が好きな言葉ばかりだけど、過去のライブDVDで若かりし頃のNEWSが歌っていた“やがて僕らがありふれた大人になっても”の歌詞は、込み上げるものがあった。そうはならない、なりたくないと思う年代にいたからこその表情で歌っているような気がした。

個人的に、“いつもくだらないモノに名前つけて タカラモノと呼んでいた  あの日のままに生きていけたら… そう願うのでした” の部分は、初めてちゃんと聴いた時、確かにただの箱やただのおもちゃを宝物だと大事にしていた頃があったと、その頃の記憶が蘇った。自分は “あの日のままに生きていけたら…” と思わずにいられるようにいたいと考えている今だからこそ、君もいつかそうなるよと言われているような気持ちになるこの歌詞に、悔しさというか歯向いたい気持ちが湧いてしまう。しかしこの曲は現実を見せるばかりの曲ではない。そんなところがとても好きだ。“いまの自分が思うような自分じゃなくても” の言葉が、そのたった一言でまだ頑張れるような気になるから不思議に思う。納得いかない自分があっても、なお向かっていけると背中を押す「エンドレス・サマー」に、悔しくてたまらないとき、決まって助けられている。



「2人/1300000の奇跡」

疾走感があるのに歌詞がとてつもなく切ないギャップに持ってかれたこの曲。
10thでのバラードアレンジで泣きそうなほど顔をくしゃくしゃにして歌う4人を見て、なんだ…涙止まらないじゃないか…と驚くほどボロ泣きさせられた曲でもあり、いつか音源化してほしいアレンジNo.1。
切なさが100%の歌詞が、バラードだとより悲しく、アップテンポだとやけになっているように聴こえて、とてもいい。


“2人/130000000(いちおくさんぜんまんぶんのふたり)の悲劇
だから こんなにも散々なの”

という2番の歌詞が好きで好きでたまらない。
タイトルも「2人/1300000の奇跡」となっていて、歌詞でも1番と3番では“奇跡”と言っているのに、間で心の底が見えるように“悲劇”と言ってしまう弱さが。散々だと言葉にする人間味がいい。大袈裟にも見える“2人/1300000”の意味が、ここで活きる気がしている。そう簡単には出会わない2人の間の出来事だからこそ、壊れたときにこんなにも散々なのと嘆く心境が、カップルではなくても、わかる…と共感しながら聴いてしまう。スカッとしたい時にもよく聴く。



「バタフライ」

君がいた夏」のアンサーソングとして作られているというだけで、ストーリー大好き人間としてたまらない。

“見つめあって 好きだといって
素直になって ここで笑って”

こんなこと言われて。こんなこと言われて好きにならない子がいますか!「君がいた夏」の男の子どうなんだ!帰って来いよ!と詰め寄りたくなるほどいじらしい。なんて健気。「って」という言い回しで歌詞を続けているのも詩的で、語り方が好き。

“悲しみだって 優しく抱いて
なみだは全部 夢だといって”

とくに、ここの歌詞が。私の勝手な解釈で言うと、ひとり眠りながら泣いていた彼女が目覚めて、この涙は夢のせいだと自身に言い聞かせている情景なのかなと思っている。ほかにも色々な考え方ができる。だから、この「君がいた夏」と「バタフライ」は聴いたひとそれぞれに描く“彼”と“彼女”の形があるという楽しみ方が出来る曲なのかなと感じた。



こうして改めて考えてみると、「Good News」以外の3曲は、“切なさ”がキーワードになって惹かれているような気がした。刹那や情緒といった、その時その一瞬に生まれる抽象的な空気にグッとくる。
これからも、そんな切ない曲が増えていってくれたら嬉しいなと思っている。