ファンクラブに入り隊。

 

なにわ男子のファンクラブに入った。

私にとってファンクラブの敷居は、豪邸の門ほど高くはないけど、いい感じのマンションに入る時のゲートくらいには高い。

お財布の紐は締めつつ、好きなものを出来る範囲で楽しむことを心掛けたい姿勢。入れるファンクラブの数も限度があるなあと考えていた。

それでも。追いたい気持ちに駆られた、なにわ男子。

 

8月27日、金曜日の12時に発足された、なにわ男子ファンクラブ。

大まかにジャニーズのファンクラブについて説明すると、まず入会ページはジャニーズネットのサイトから開ける。

会費は5,000円。入会金が1,000円、年会費4,000円の内訳なので、翌年から更新する時に払うのは4,000円になる。

支払いはペイジーからで、郵便局もしくは銀行ATMでの払い込み。大体の場合は、ATM画面最初の右下にボタンがある。

ネットバンキングからの送金も可能。

 

ファンクラブに入ると、コンサートに申し込みができる。抽選なので、外れてしまうこともあるけれど、応募して当たる可能性を持つため大切。

グローブ座や様々な劇場での、舞台のチケット応募が出来ることも、かなりのポイント。映画出演の場合には、舞台挨拶などのイベントも抽選申し込みが可能。

現在は無いものの、番組協力の募集もあるので、歌番組やレギュラー番組の観覧に入れることもある。

ファンクラブ会員限定の動画が掲載されることもあり、さらに登録している自分の誕生日にはメッセージが届く。

今のところ、オンラインで見られる会報の発行が予定されている。

 

受付開始の日。休みだったら良かったのにと思いながら、お昼の合間にダメもとでアクセスした。

瞬時に仮メール送信画面が開けたものの、“送信する”のボタンが押せずエラーに。あ、サーバーダウンだと察した。メールが届いてからも、次に進む画面に辿り着けず、これは無理だと仕事に戻った。

心許なさのおかげで動きは機敏になって、仕事は捗った。ありがたい。

落ち着いてアクセスチャレンジをできる状況になってから、結果繋がったのは17時過ぎ。

今まで、好きになった時にはファンクラブはすでに有るもので、ジャニーズジュニア情報局から「なにわ男子」として発足される瞬間を体感したのは初めてだった。引き継ぎで入会すると、1,000円引きで入れることも初めて知った。

何日か経ってからなら落ち着いて入会できることを分かっていても、急ぎたくなってしまう心理は自分のことながら不思議だった。

 

ようやく進んだページの先で、『好きなアーティスト』の選択欄があった。

縦に並ぶメンバーの名前を画面に見て、なにわ男子として好きだという気持ちと、ひとりひとりへ積み重なってきた親しみを実感した。そして、不思議と指は引き寄せられるように、選択したい名前ははっきりわかった。

関ジャニ∞のファンクラブに入った時は、まだ郵便局での受付になっていて、振り込み用紙の小さな小さな欄に、書ききれないでしょと心折れそうな情報量を手書きで記入した。

そこにも好きなアーティストの項目があって、当時は選択必須ではなくてグループ名での記入もありだった気がするのだけど、一番緊張しながら書いたのは丸山隆平さんの名前。

 

ジャニーズのファンクラブは、入力などの際に用いる略称がある。

関ジャニ∞はK8。なにわ男子はNAになった。

覚えやすい!と思ったのは、Nissyの曲「NA」で馴染みがあったからで、重ねて嬉しかった。大橋和也さんも密かに嬉しかったりしているだろうか。

 

今日、スマホをふと確認した時に、“なにわ男子ファンクラブ 伝言板”からのメールが届いていた。

これからは直通でお知らせが届く。それもまた新鮮に嬉しい。

オフィシャルサイトに並ぶグループ名のなかに、なにわ男子の文字。丸みを帯びたひらがなと、男子の漢字のフォルムの柔らかさが可愛い。

公開されたグループ専用ページ。2007年から記録されている藤原丈一郎さんの経歴と、メンバーがそれぞれに重ねて歩いてきた経歴。

じんわりと染み渡るように実感するうれしさ。

 

今もどんどんと増える会員数に、見ているだけでもびっくりする。きっとメンバーも。

いま思うと、よく今回のライブに行けたと慄く。あれが最後だったかもしれない…とさえ思う。それでも、なにわ男子のここからを見ていきたくて、ファンクラブに入った。

ますます現実なんだと色濃くなった、11月12日のCDデビュー。

これからまだまだ、ジャケット写真の公開、デビュー曲の概要…楽しみなこの気持ちはまるで、いくつものプレゼントBOXを前にする子供の気分。

 

変わる景色の中でも変わらないものを、7人で守っていけると、今第二章のスタートラインに立つなにわ男子に思うことができる。

風速は強くなるかもしれないけど、ぎゅっとまとまって身を寄せる彼らなら大丈夫。風を抜けた先には静かな青空がある。

身体を大切に、ひとつずつ新しい景色を楽しんでいてほしい。

 

関西ジャニーズJr.全般の舞台にイベントに応募できたこれまでの贅沢さは十分感じていたけれど、Aぇ! groupもLilかんさいもグループ所属はしていない子たちのこともまだまだ気になる。

引き継ぎで入会をしたものの、きっとまた情報局に入る予感がしている。

Aぇ! groupとLilかんさいがそれぞれにファンクラブを持つ日が来た時、私のお財布はどうなってしまうのか。今はそれが、まんじゅうのようにこわい。