関西においでやソングが大好きだ。
関西出身の彼らが歌う関西の魅力。カラッと晴れた空みたいに明るくて、置いて行かれそうだった気持ちがグッと引っ張り上げられる。
関ジャニ∞は、“ほんでもってそんでまいどあり”から始まる「好きやねん、大阪。」
ジャニーズWESTは、“おいでませ KANSAI!!”「LET'S GO WEST〜K A N S A I !!〜」
そして、関西ジャニーズJr.には
「関西アイランド」
2018年、あけおめコンの初日に披露されたという曲。
「関西アイランド」を知ったのは、YouTubeで配信された “Johnny's Wold Happy LIVE with YOU”で、なにわ男子のセットリストで最後に歌われたのを聴いた時だった。
おいでや!と迎えられる嬉しさ。
楽しそうに盛り上がっていればいるほど、近づきたくても素直になれず、少し距離をとって見ていることの多かった私は、その呼び掛けが嬉しい。
歌前に入る、大橋和也さんの「ワー!!」が最高で、その笑顔であらゆる迷いが吹き飛ぶ。
コール&レスポンスが「関西 関西Jr.!!」なのも独特で、ここでしかできない楽しさがある。
関西アイランド 遊びの街 満足100%
あげるよ めっちゃハッピーなTalkを
理屈を超えて明るく楽しい。
それも関西ジャニーズJr.がハッピーに歌うから、見ているほうまで嬉しくなる。
新大阪駅、道頓堀のグリコを見てたどり着く松竹座、関テレや中崎町。これまで歩いてきた大阪の景色が一気に蘇った。
エンタテイメント いらっしゃいな 喜び100%
また来たくなる おいでやす
大阪へ来て、京セラドームで観るライブは、何度来たって特別。そしてまた来たくなる。
おいでや!と言わず、“おいでやす”なところが、メロディーの関係もあるだろうけれど、幅広く関西という感じがしていい。
人情の街やで!?
メシも美味いんやで!?
この街が好っきゃねん みんなはどう Uh...
十分に関西の魅力は伝わっているのに、さらに畳み掛けるアピールが良い圧。
人に興味を持つ感覚がオープンで、話しかけたら倍の勢いで話してくれたりする。たこ焼きはとろっとろで美味しい。
わかるよ…!私もこの街が好きだー!と丘からさけびたくなる。
曲中の台詞パートは、回によってコンビも変わって、アドリブ様々。
「ザ少年倶楽部 in 大阪」でのパフォーマンス。この時の台詞は向井康二さんと西畑大吾さんで、
「少クラ in 大阪は、年に1回きりやん!」
「大ちゃんどうしたん!」
「年に…2回ぐらいやろうや」
「年に2回と言わず、月5回。」
「ぜひ!」『よろしくお願いしまーす!!』
in 大阪は、年1回なんだ!と驚きだった。
番組内で、ゲストのような形で参加する機会はいくらかあるとしても、東京にいれば月に何週かは「ザ少年倶楽部」の収録があって、マイクを持てる可能性も、ダンスのみの参加でも出演できるチャンスがあることは大きい。
関西のステージで歌う彼らの空気を見たら、時の積み重ねは深く知らずにいるとしても、この時、確かにあった1人1人のステージへの思いが伝わってくる。
歴史と言えるほどの積み重なりが“関西ジャニーズJr.”という場所にあることは、半径数メートルまで近づくともう伝わってくるものがあって、
それゆえに安易には触れられない。目の前に見ていたわけではない時間のことを語れないという気持ちが強かった。
けれど今回は、知らないことが沢山あるのを自覚した上で、少し話したい。
関西出身で圧倒的なデビューから独自の道を作ってきた先輩、KinKi Kids
ソロのコンサートを行いながら、俳優として活動している、内博貴さん、中山優馬さん。
2017年に関西ジャニーズJr.を卒業した浜中文一さん。俳優として舞台に出演し、ドラマでは「初めて恋をした日に読む話」で永山絢斗さんの演じる雅志の職場の後輩役として“西大井司”を演じていたのが印象深い。
室龍太さんと向井康二さんは、年下の子たちが多い中、お兄さんのように手を引いて長年先頭を進んできた。2019年1月のJr.公演を節目に、室龍太さんは俳優として、向井康二さんはSnowManのメンバーとしてさらなる道を歩き始める。
「関西アイランド」は、二人が確かにここにいた時間。関西ジャニーズJr.の思い出が継がれた曲のように感じる。
関西ジャニーズJr.が出演する、関西の番組「まいど!ジャーニィ〜」には、今はKing & Princeとして活躍する平野紫耀さん、永瀬廉さんも出演していて、平野さんと永瀬さんはその頃のイメージが個人的には強かった。
なのでKing & Princeとしてのデビューを聞いた時は、関西ので見た子?あれっ違う?私の記憶違いだろうか…と混乱したのを覚えている。
なんとなく認識していた時期は2012年から2015年のことだったというのは今になって理解したことで、
永瀬廉さん、西畑大吾さん、大西流星さんの3人で“なにわ皇子”
平野紫耀さん、向井康二さん、金内柊真さんの3人で“kinkan”というグループ分けになっていたことを後から知るようになった。
のちに「ザ少年倶楽部」で、なにわ男子が、平野紫耀さん永瀬廉さんとで肩を並べて歌うことが実現した様子を見て、深く知らないとしてもその時間の大切さは伝わってきた。
関西ジャニーズJr.として活動していた林真鳥さんは、表舞台に立つことはなくなったものの、振付師になり、ジャニーズの一員として働いている。
ここまででも認識できているのはごく一部で、グループに入ってはいないJr.の子たちがいること、そしてこれから新たにJr.として入る子たちのこと、考え始めると果てしなくつづく。
関西であっても、東京であっても、デビューが確約されたわけではない世界。
続けた先にデビューがあるかはわからないけれど、続けなければ、その機会に巡り合うこともない…続けていったらいいのか、どこで決めるべきなのか。酷だけれど、それはアイドルに限らなくて、誰しも突き当たる分岐点なのだと思う。
もっと関西ジャニーズJr.のことを知りたい方は、ドキュメンタリー番組「RIDE ON TIME」がNetflixで視聴可能なので、そちらがおすすめ。
なにわ男子に興味があって、室龍太さんと向井康二さんの関係性も含めてさらに知りたい方は、ライブDVDでありドキュメントDVDの「素顔4」がおすすめ。タワレコやネットからも購入できる。
自分自身、まだまだ知りたいことはいっぱい。広がりは無限な関西ジャニーズJr.の歴史、松竹座のこと、東京だと帝劇の位置関係も学んでいきたい。
もはやエンターテイメント学部 ジャニーズ学科 関西専攻という感じになっている。
関西においでやソングの、にぎやか!楽しい!の空気に安心する。
大阪の街の楽しさを歌っている曲を聴くと、ああいつでもここに行けるんだと思えて、それだけでもエネルギーになる。(いまは難しいとしても)
いつでもおいでよと呼びかけられて、ワクワクしないはずがない。
松竹座から歩みを始めた「関ジャニ∞」
このメンバーでデビューしたいという思いを貫いた「ジャニーズWEST」
キラキラと可愛さが溢れてとまらない「なにわ男子」
キュートさからどんな成長を遂げるのか「Lil かんさい」
カッコよさと親しみやすさがハイブリッドな「Aぇ! group」
これからどんな子たちが前に出てくるのか可能性は未知数な「関西ジャニーズJr.」
いよいよ明日!
7月28日に迫った、関西ジャニーズ大集合のライブが生配信される「ジャニーズドリームアイランド」
この呼びかけに、応えない手はない。