エッセイ

バレンタインの日記

2月14日 今日見た景色。 電車の中、車内を颯爽と歩いて行った、濃いブラウンの綺麗めコートのお姉さん。通り過ぎたあと、ふわっとチョコレートの香りがした。 内心、感動して、香水だろうか…チョコレート作りをしていたからではないよなあと考えて。バレンタ…

明日は、映画「花束みたいな恋をした」公開の日

1月29日を待ちに待っていた。 映画「花束みたいな恋をした」が公開される日だから。 *本編見ていないのでネタバレ無いです。公開がうれしすぎて荒ぶっているひとの文章です。 「‪いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう‬」を書いた坂元裕二さんが、再…

怖がらなくても備えられる、身を守るアクセサリー「effe」

アクセサリーとしていつも身につけられる笛。 理想はあっても、そんなものがあるかどうかはわからなかった。 地震が何より怖い。いつ何時でも、その恐怖を忘れたことはない。 もしここで?と思うたびにぎゆっと肩に力が入って、備えようとはするけど、“備え…

憧れてきた黒の革靴

真っ黒な革靴。 マットな質感じゃなくて、ツヤっと光沢のある靴。 黒のスキニーと合わせて履いたら、きっと良い。 ずっと憧れで、だけど初めて買った革靴は、焦げ茶色のローファーだった。 HARUTAのローファーを普段着る服に合わせたっていいんじゃない?と…

冬の音が近づく東京駅

改札を抜ければ、見上げずにはいられない建築の美しさ。 イエローにホワイト、ブラウンがアクセントのドーム型の高い高い天井。 何年振りだろう、東京駅の改札を出たのは。 来るとしても、それはいつもディズニーシーへ行くための途中駅で、一切無駄のない京…

“不思議なチカラがわいたらどーする?” 私は…

泣くつもりはなかった、こんなに思い入れがあるとも気づいてなかった。 あの頃の私たちと、今の私たちが出会う待ち合わせの場所、MAHO堂。 映画「魔女見習いをさがして」 「おジャ魔女どれみ」の放送開始から、20年。 はじめは、ああ懐かしいなぁと何となく…

お手紙、書きました

お久しぶりです。 あまりに久しぶりな気がして、今日は音楽のことではなく、ライブレポートでもなく、なんてことのない話を一旦してみたくなりました。 手紙を書くような感覚で、書いてみます。 元気か?と言われると、元気ではなく。 大丈夫か?と聞かれる…

ディズニーで憧れた、アリエル、シンデレラ、ベル

ディズニーキャラクターの中で誰が好きなの?と聞かれて、すぐに言葉に出るのは、 今もこれまでも変わらず「リトル・マーメイド」のアリエル。 好奇心に満ちていて、知りたい事にとことんこだわり、飛び出さずにはいられない冒険心。 あの世界に行きたいと海…

夏のノースリーブワンピース

ドラマ「セミオトコ」を朝の支度をしながら見た日。 外に出ると、今年最初に聞くセミの声がして、これは最高に夏だなと思った。 ‪夏色のワンピースを買った。オレンジに花柄の。‬ ロング丈で、縦に並ぶボタンと詰め襟が可愛いワンピースだった。しかもノース…

忘れられない

忘れられないのはいいこと? 自分の言った言葉、相手が言った言葉。あの日起きた、ちょっとしたこと。そこで見た景色も空気も。 いつも思う。どうして、こんなに詳細に覚えてしまって忘れられない記憶に悩まされているのだろうかと。 “大人になればなるほど…

映画の中のシナモンロール

好きな作品を見つけて、その空気に浸っている時が、最も希望に満ちている時間だと言えるかもしれない。 「500ページの夢の束(Please Stand By)」を見て、パンフレットとフライヤーを部屋に飾りたくなった。 あまり広く公開されていた作品ではないようで、…

恋しい大阪 ~スカーレットと信楽太郎~

“喜美ちゃん”な戸田恵梨香さんに惚れ込んだまま、「野ブタ。をプロデュース」を2020年にテレビで見ている。 途中から入って、最後まで毎日毎日見続けた、朝ドラ「スカーレット」 見始めたのは、戸田恵梨香さん演じる喜美子が、下宿先でほんのりとした恋心に…

丸山さんが表紙の舞台誌を手にとって、雑誌を買う嬉しさを思い出した

本屋さんが開いていない。そんな期間が何ヶ月経っただろう。 生活の流れのなかに、目的が無くても本屋さんに立ち寄るということが自然とあったんだと、こんなふうに実感するとは。 休業は今の状況で必要な対処で、まだ予断を許さない段階だとも思う。 6月に…

Re:LIVEプロジェクトと、Twitterと、文庫本の話をいっぺんにしたい

関ジャニ∞の「Re:LIVEプロジェクト」の知らせを聞いてから、その日はひたすらデモ音源を聴いて聴いて聴いて、ペンとノートを持って、夢中になった時間はあっという間に、 それまで頭の中に渦巻いていた不安やストレスが、その時はスコーン!とどこかへ行って…

アイスカフェラテの色が好き

ブラウンのコーヒーにホワイトのミルクが重なって、だんだんと混ざる。曖昧な境目が絶妙で、色の変化が魅力の身近な飲み物だと思っている。 はじめは混ざり合わないままグラスに注がれて、眺めてから自分のさじ加減でストローを回していくのが楽しい。 子供…

雑誌MOREの岸優太さんが素晴らしい

素晴らしすぎてちょっとどうしていいかわからない。 どうもしなくていいのだけども、寝ても覚めてもあの写真の雰囲気が忘れられずに、眺めてはぽやーっとしてしまう。 先月末に発売された、ファッション誌MOREの5月号 そこで特集されたページ「彼とメガネ、…

アンプみたいなヘッドホンを見つけて

1日だって出掛けずにいられなかったはずが、今や居ようと思えばいくらだって部屋でぐでんぐでんしていられるようになってしまった。 たまにはそんなこともあるだろうと思っていたけど、休日が何度巡ってきても出掛けもせずにいることに、ちょっとした危機感…

オールナイトニッポン0の奇跡。aikoさんと井口理さんの「カブトムシ」

ラジオでは時折、奇跡が起きる。 それは昨日。井口理さんとaikoさんで歌う「カブトムシ」が、それはもう、もう、素晴らしかった。 2月20日に放送された「King Gnu 井口理のオールナイトニッポン0」に、aikoさんがゲスト出演した。その放送がどうやらすごかっ…

憧れのチョコレート

手に入れるのには少し遠く、憧れのチョコレート屋さんがある。 「レ・トロワ・ショコラ」 ショコラティエの佐野恵美子さんが作るボンボンショコラもケーキも、とびきり美味しい。 味わうことができたのは、2年前。催事で日本に来ていることを知って、今しか…

書きたいから、

余裕をなくした自分はこんなふうになるのかと知った。 一個のことを、これ頑張らねば。と思ったらもう、脳のストレージをいっぱいに使ってしまって、メールの返信を打つのに考える余裕すらなくて、大切に続けてきた文章まで書けていない。 書けてからブログ…

りんごのコンポートがちょっと特別

アップルパイが苦手で、ごろっと入ったりんごもあまり喜べない。 食感は一つにつき一つが理想的。シャキシャキしてるならシャキシャキ。とろっとしてるならとろっと。だからサクッとふわっと!な謳い文句は嬉しく…ない。 温かい果物となるとなおのこと。冷え…

出来たこと

今年、2019年。 大阪には行かなかったな、行けなかった。 それなら私は、ここで出来ることをするんだと決めて、原稿を作って本を作った。文学フリマに出店した。 文学フリマで、完成した本を手渡すことができた方、通販で購入してくれた方、いろんな形で「大…

弱気なヒーローとラジオの思い出。 - 井上ジョー「幻」

たまに悲しいふりをして見せたり だらしのない事ばかりしてみたり 甘い甘い思い出の中には ニヤリと笑う悪魔が隠れているんだ 片割れのような気持ちがここにあると思える曲が存在することは、どんな居場所よりも心強い。 陽でもない、黒い鉛筆でグルグルと渦…

ライブ前ってどうしてあんなに楽しいの

ライブに行く日は特別。それはライブが始まる前から。 ラメが目に入るからと普段は気乗りしないメイクもしっかり塗ったくって行くし、ドームの小さな座席下のスペースにも収まるようにと小さめのバッグか、うちわやグッズが入って自立するトート型のバッグを…

イベント出店までの、私なりのHow to メモ

イベントに出店することが初めて。文学フリマも初めて。という環境で、参加した「文学フリマ 東京」 遊びに行ったことのないイベントに、いきなり出店というすっ飛ばし方がなかなかのことだというのは、当日になってから自覚しました。 11日24日開催の文学フ…

作った本を手渡す日

前々日は緊張したけど、前日になればそんなこともなかった。 11月24日の日曜日。ついにやってきた「文学フリマ」 前日の夜は、ラジオ「大倉くんと高橋くん」を聴いて、気づけば眠りに落ちて、めずらしくしっかりと睡眠をとって挑むことができた。 朝早くから…

文庫本、作りました!

できた。できた。 中崎町で暮らした10日間を綴った「大阪滞在記」 文庫本を作るからには、カバーをちゃんと付けたかった。そのカバーのデザインは、きらきらふわんとした絵を描くあの方にお願いしたかった。 暑かった夏の日のクリームソーダ。 泡の浮かぶ空…

あおの景色の心地よさ。濱田英明さん 写真展「DISTANT DRUMS」

久しぶりに降ろしたワンピースには少しシワがついていて、だけど今日はこのワンピースを着て行きたかった。 濱田英明さん 写真展「DISTANT DRUMS」 2019.9.7-9.29 東京、学芸大学駅から徒歩の距離にある、BOOK AND SONSという建物が会場になっていた。 下車…

ここから私は

書かなくなる日がくるかもしれないと思いながら、書かなくなる日は来ないことをその度に実感する。 閉じることはできない。だってこれは私の夢で、文章を書き続けていくことは歩みを進めていくための必須事項だとわかるから。 関ジャニ∞の曲を聴いて、ライブ…

布博2019 くじらの背中ですごす夏休み

外は灼熱。でも行きたいイベントがある。 そうすると、暑さに滅法弱い自分の身体もなんとか動くんじゃないかという気がしてくる。 行きたかったのは、“布博”。 様々な布地のお店が集まるイベントで、手紙社が主催している。同時開催でブローチ市もあり、今回…