【 Day2 】KAT-TUN、SexyZone、関ジャニ∞

 

「Johnny's World Hoppy LIVE with YOU」

Day2は、関ジャニ∞ライブ配信が見られる日!

用事を何もかも済ませて、しっかり待機。なのに昨日のログインのままで見ようとしたため、20時ジャストにログインを求められてとびきり焦るというサプライズ付き。

国分太一さんの司会から始まり、慣れ親しんだ横浜アリーナの景色。客席にある照明が、椅子にただ置いている訳ではなく、ワイヤーのようなもので高低差がつけてあることに今日気づいた。

 

初めは、KAT-TUN

KAT-TUNのライブのイメージは、炎がすごい。ペンライトが強い。衣装は赤、だった。

それぞれの歌声をしっかり聴けたのも多分はじめて。1曲目がゆったりめなムードだったことは意外で、そこからは強い…と息を飲む。かと思いきや、全力のコールが必須のメンバー紹介&KAT-TUNあるあるを聞ける曲のギャップが凄くて驚いた。ラストのスクリーン使いが実際のドームライブのような躍動感で、迫力があった。

 

次は、Sexy Zone

水色にピンクがさし色になった衣装。ボトムスは明るめの水色ダメージジーンズで、ジャケットなどに一部スパンコールが付いていて、夏の涼しげなサイダーみたいで素敵だった。普段着の延長線上のようなステージ衣装が好きなので、こういった衣装に弱い。

セットリストの組み方が緻密で、Sexy Zoneをこの30分で見せる。という気概を感じた。

Lady ダイヤモンド」を久しぶりに聴けたことが嬉しくて、あらためて歌謡曲の要素が散りばめられた曲調に惹かれた。新しいというよりは、懐かしさが濃いエッセンスになっているのに、フレッシュなアイドルの風を吹かせるすごさ。デビュー曲の次にリリースされた曲としての強さをあの頃は感じていたけど、今聴いてもこの曲は、宝石箱を開いた時のような眩さを感じる曲だと思った。

「ぎゅっと」の選曲も嬉しかった。聴くたびに、行き届く優しさの曲だなと感じる。

階段のセットの使いかたに驚いたのは、スクリーン側に登っていく形で階段になっているのかと思っていたら、客席側に登って行く形だったこと。そして歌い終わり、階段が別れて、扉が開けていくような光景が広がり強く照らされるライト。シルエットのまま向かって行く背中に、流れるイントロ。歌うのは「Sexy Zone

デビュー曲のインパクトをここに持ってくるのか…!と痺れた。最初に歌ったのが、これから放送されるドラマ「未満警察 ミッドナイトランナー」のテーマになる最新曲「RUN」で、最後に歌うのはデビュー曲という構成が美しい。

謡曲の頃のアイドルの風情からオリエンタルな音の雰囲気。歌った9曲から曲調の多様さが感じられて、それも一筋縄ではない独特なテイストを混ぜつつ魅せているグループとしての個性を楽しめるライブだった。

 

最後は、関ジャニ∞

待ちわびた今日に 繋いできた想い

歓喜の舞台」で始まった、関ジャニ∞のライブ空間。こんなにぴったりくる歌詞があるだろうか。

この曲を番組のBGMとしてではなくしっかり耳にできたのは、去年の27時間テレビ。学校の先生たちが懸命にダンスを覚えて披露した時。音源化されていないこの曲を、ようやく正面から聴けた気がした。

全員の声がユニゾンで聴こえる歌い出し。こんなにぐっとくる曲だったんだと引き込まれてからは、ひたすらじっと見ていた。迷いのない、物怖じしない歌声がマイクに乗って、響いている感動。

そして次にきたのが、「DO NA I」

はあっ…!!っと口を押さえて動けなかった。大好きなこの曲。でももう聴けない?と少し思っていた。関ジャムでのパフォーマンスもNHKの歌番組も最高で、ライブツアー「ジャム」でのピンクなギラギラ衣装は何度見たかわからない。

関ジャニ∞ひとりひとりの声の個性が存分に輝く曲だった。だから、今の関ジャニ∞として歌うことを選んでくれるとはあまり思えなくて、聴けるのはもう少し先かもしれないと、しばらくの間は音源を大切に聴いていくつもりでいた。

かっこよかった。曲を初めて聴いた時の高揚感が、今もあった。

 

 

リモートで届けてきていた曲たちをセットリストに組んだのも、丁寧に考えられていると感じた。

そういえば同じ空間で揃って歌っていた訳ではなかったとこの時に気づいて、再度、関ジャニ∞として揃った状態で1曲1曲を空気も表情も込めて届けたいと考えたのかなと思う。

「ひびき」で、パートの担当ごとに2人づつ並んで歌い繋いでいって、それぞれの主メロとハモりがわかりやすく見えるようになっていた演出も素敵だった。誰と誰の声が今聴こえているのか、目で見てわかりやすい。

MCのいつも通り、というより、久々にライブ空間に立つことができて歌えてはしゃぐ気持ちが抑えきれないメンバーが微笑ましくて。嬉しそうなメンバーを見て嬉しそうな横山裕さんが、たまらなく可愛かった。はっちゃけが止まらず「前向きスクリーム」でクセ強めなダンスを披露した丸ちゃんの動きはしばらく忘れられそうにない。

いつもドームで見てきた景色、この空気だなあ落ち着くなあと慣れ親しんだ関ジャニ∞のライブでの居心地を思い出した。

いろんなグループのライブを見られるこの機会だからこそ、肌感覚でここだと感じられるいまが嬉しかった。

 

 

「大阪ロマネスク」を歌う姿は、十五祭以来になる気がする。

梅田駅、御堂筋、心斎橋。大阪の空気ごと蘇って、関ジャニ∞とは?と聞かれたら大阪ロマネスクですと答えたくなるほど、少しづつ増えていった気持ちや思い出がこの曲に溢れている。

丸山隆平さんのロマネスクパート、よかった…とてもよかった。雅な雰囲気が丸山さんならではの魅力になっていた。「DO NA I」での丸山さんパートもよかった。

 

関ジャムでのゴスペラーズとのセッションや、ボーカルトレーニングの先生との出会いから、大倉忠義さんがボイトレを始めて、安田章大さんは横山裕さんとリモートでキーボードを使いながら練習を始めた。それぞれの声の変化が段々と出ていると歌番組で少しづつ感じていたなかで、今回のライブはその積み重ねが明らかに発揮された歌声だった。

‪歌声を出すことに迷いがなく、聴いていてすごく気持ちが良い。どう聞こえるかなと頭で考える段階から進んで、これまでの間に培ったボーカルという面での自信がそれぞれの形で現れていて、歌うことただひとつに焦点が合っている清々しさ。

歓喜の舞台」も「ひびき」も「Re:LIVE」も「大阪ロマネスク」も、すぅっと息を吸ったあと一斉に始まるユニゾンの歌い出し。いきなり一音目を合わせる形になるから、少し探りながらになっただけで最初の印象は薄まってしまう可能性があるけれど、バッと揃った声は心地よく、圧倒的だった。

ニゾンも含めて、横山裕さんが曲と歌詞のテンポを丁寧に意識して歌っていたのも伝わって、まだまだ成長していくメンバーの歌声に前進しているのを感じて胸が高鳴る。

以前、「勝手に仕上がれ」を楽曲提供してくださったOKAMOTO'Sのメンバーが関ジャニ∞のライブを観に来て、村上信五さんの遠くまで通る声量をすごかったと話していたようで、その大切さが今わかった。ユニゾンになった時の厚み、前に前に飛ぶ声量は村上さんの歌声があることで強まっていた。

 

 

YouTubeでの配信ライブ以外では、セットリストをしっかり組んで見せる関ジャニ∞のライブというのは5人になって初めてのこと。

5人のボーカルで成立させて魅せてくれた嬉しさ。

歌いつづけてきた「友よ」がセットリストに入るかと予想もしたけど、今回はそれを手放しての9曲になった。これまでの関ジャニ∞の歌声に愛着があることは変わらないままで、今の関ジャニ∞が届ける歌声も好きだと、このライブを見て胸を張って言える。