今気になるエンターテイナー「Miracle Vell Magic」

 

ディズニーが好き。英語が好き。エンターテイメントが好き!

その思いが溢れている女の子

Miracle Vell Magic”(ラクル ベル マジック

ハツラツとしたおしゃべりと、くるくる変わる表情。ファッションを楽しんでいるのが伝わるメイクやヘアスタイル。好き!と感じるものについて話す姿を見ていると、いつの間にか見ている自分の気持ちも明るくなる。

 

出会いは、いつだったのだろうか。

彼女が載せるYouTubeでの動画を気づけば楽しみに待つようになっていて、静かな部屋のなか、誰かのおしゃべりを聞きたくなった時、再生するのが日常になった。

YouTubeそのものを見るようになったのは、ディズニーシーなどのショーを見たいというきっかけからで、それから徐々に音楽に興味が湧いて、レーベルやアーティスト公式でMVがいち早くアップされるようになり、こまめにチェックをするようになっていた。

そうして辿り辿って繋がったのがMiracle Vell Magic、通称 ベルちゃんの動画。

 

誰か特定の人が話す動画を、それまで見ることがなくて、チャンネル登録というのも普段使わない機能だった。でもいまは、しっかり登録。

初めて吉祥寺に行った際に見ていた、駅ビルの「キラリノ」に貼られたポスターのあのキュートな女の子がベルちゃんだったということに、後になってから気がついた。

舞浜のイクスピアリなどでライブパフォーマンスをしていたこともあったり、イベントを開催していたりするようなのだけど、まだ自分はそのステージを見られていない。

 

ではなぜ、彼女に惹かれているのか。

声、だと思う。

存在が可愛い、ずっと見ていたい、その気持ちもあるのだけど、ベルちゃんの声が本当に魅力的。爽やかな風と太陽の明るさ。そして、鈴の音のようにころころと可愛らしくかけ巡る。

その声をずっと聞いていたくて、できるだけ長い動画を探して再生するくらいに、聞いていると落ち着く好きな声。

英語が好きで、しゃべれるようになりたいという一心で吸収している語学力は素晴らしく、徹底すればどこまでだっていけるという可能性を体現してくれているようにすら見える。完全ではないことをためらわない。まず、口にして、英語を使って、それを楽しむ。

 

好き!が力になっている部分ももちろんのこと、ベルちゃんは発音を掴むための耳がいいのだろうと感じる。

英語の発音が滑らかで、ニュアンスも丁寧。聴いていてワクワクする英語。その要素はきっと、ベルちゃん自身が好きなディズニーからの影響を多分に受けていると思う。

 

小学生の頃、私は「ディズニーチャンネル」がとても好きだった。

アニメーション「キム・ポッシブル」や、実写ドラマ「リジー&Lizzie」「シークレット・アイドル ハンナモンタナ」「スイート・ライフ」

「ハンナモンタナ」からは、アイドルにだって家族がいて日常があり、普通の女の子であることを学んだ。それぞれの作品に思い出が詰まっている。そんな中でも、決定的に射抜かれた作品は「ハイスクールミュージカル」だった。

これこの間も見たなと思うくらいの頻度で、ディズニーチャンネルを見続けて、それがきっかけで英語に関心を持つようになっていった。

ディズニーチャンネルから活動が始まって人気になる人たちのことを、ディズニーチャンネルスターズと呼ぶ。当時はヴァネッサ・ハジェンズが好きだった。その好みは今もきっと残っていて、日本の俳優さんやタレントさんでも、ディズニーチャンネルスターズの“要素”を感じる方を見つけると、自然と引き寄せられていく。

それでも、海の向こうの、遠い存在のはずだったディズニーチャンネルスターズ。

ベルちゃんを見た時、この方こそ!と思った。ディズニーへの憧れと、強いリスペクトを持ちつつ、自ら実現したいエンターテインメントのアイデアが頭の中にあって、これからもっともっと飛躍していくのだろうと。

 

ディズニーが好きという気持ちを話すだけでは、公式のお仕事をもらうことは難しいと思うけれど、好きを言い続けて、見せ続けたことで、ベルさんはディズニーチャンネルのドラマ「ディセンダント2」のスペシャルサポーターに就任し、劇中歌の日本語バージョンを歌うことが実現。

ディセンダント出演者へのインタビューまで叶えた。

好きなものが同じというシンパシーだけでなく、好きを仕事にすることへの道のりと努力も含めて、憧れ、尊敬している。

 

 

直接見たパフォーマンスではないけれど、イクスピアリで歌を披露した映像を見たことがある。

そこで歌っていたのは、リトルマーメイド「パートオブ・ユア・ワールド」

アリエルだった。あの瞬間、歌の思いに同化して声をのせるベルちゃんの歌声は「パートオブ・ユア・ワールド」の景色を目の前に映し出していた。

イクスピアリで、ディズニーのパークのすぐそばで歌えていることのすごさに、また感動してしまう。

 

思い描くエンターテイメントを、見える形にして届けたいと熱を注ぐ姿に、自分の中で思い起こす人がいる。

共に働くスタッフさんに、観に来てくれる観客に、頭の中の世界を伝えるというのは、たやすいことではないのだろうと思うからこそ、いつかその思いが形になるようにと願いたくなる。

Miracle Vell Magic として魅せるエンターテイメント。どんな世界が広がっていくのか、エールと共に、見つめていきたい。