ライブの日

 

目を覚ませば日曜日。今日はライブの日。

昨日だって京セラドームでライブは行われたのに、夜はのんびりと串カツを食べていたからか、ライブがもうすぐという実感が湧かなかった。

 

日曜日の朝ならやっぱり…とテレ朝をつける。

寝坊かなーと思ったけど、プリキュアにはぎりぎりセーフ。レンジャーとライダーにも間に合った。

レンジャーに出てくるホワイト、彼は人気を掻っ攫っているだろうな…モー娘。にいた工藤遥さん可愛いな…ライダーには王様のブランチリポーターの女の子が出てるんだ、しかも今日が最終回か。とかいろいろと考えながらテレビを見た。

大阪に来るとなぜか、日曜の朝はこの3つを見るのが習慣になっている。

 

そろそろ支度をしないとなーと思いながらだらーっと起きて、朝ごはんは昨日のうちに買っておいた、だし巻きめんたいおにぎりと、すだち香る真鯛塩焼きおにぎりを食べた。

関西限定なのかは分からなかったけど、初めて見たし絶対おいしい組み合わせだったから。卵焼きの入ったおにぎりの中では、ローソンだったか袋に入っていたやつがNo.1だったけど、すだち香る真鯛塩焼きおにぎりはあっさりしていて好きな味。

 

顔洗って歯磨きもして、メイクしておくか…と準備していたら、同じホテルに宿泊中のお友達から電話が。

同じ階に泊まっているとわかって、おいでーと呼ばれて、えっメイクどうしよう、お土産持って行こうあれも持って行こう服は…とアタフタ。いっかこのまままでとTシャツにリラコ姿で、スリッパじゃなく靴はちゃんとして、お土産を抱えてルームキーを手に部屋を出た。

部屋番号は聞いたけど、どれも同じドアで本当に合っているかなとインターホンを押すのも躊躇する。ドキドキしながらインターホンを押すと、お友達と1年ぶりの再会を果たした。

思いっきりリラックスした再会はうれしいような照れるような感じで、でもこういうのをしてみたかった。修学旅行にいい思い出はなかったけど、こうして関ジャニ∞のツアーに合わせて、毎年会えるこの時間が自分にとっては青春の追体験になっているなと思った。

 

ライブグッズを見せてもらったり、お土産を渡したり。今日の予定を話したりしたあとはそれぞれの部屋に戻り、朝の支度をした。

窓の外に見えた朝の飛行機がカッコよかった。

 

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この日に到着予定のお友達を待って、久しぶりの再会。ホテルを出てお昼ご飯は外で食べ、グッズも買うため早めに京セラドームを目指した。

 

18時開演だから開場には合わせて、16時ごろに到着。

人は多くて、会いたい人と待ち合わせがちゃんとできるだろうかと思いながら、無事に会うことができた。

グッズ列は大阪最終日だからか空いていて、すぐに買うことができた。迷っていたトラベルポーチを結局買って、これはもうじゃんじゃん遠出をしてじゃんじゃん使おうと決めた。

ボディーシールは買ったもののハサミを持って来ていなくて、東京公演で貼ることにした。ハサミ、大事。

 

バーコードのデジタルチケットは2度目。

それでも緊張感は半端ではなくて、全員揃わないといけないことと、ドームに入るまで席が分からないのはこわい。近くなくていいから階段横でありますように…と願った。

中に入ると、身動き取れないほど人でいっぱい。開演20分前あたりからはドーム内の通路は移動が困難で、ゲートを通ってから焦らず廊下を歩いて移動して、チケットに書かれた通路を見つけてから内部に入るのが一番いいと学んだ。

 

ライブ開演までもう間も無く。

席は通路側ではなかった。夏場のドーム、熱中症になるわけにはいかないとペットボトルを3本も用意して、カバンがぱんぱん。

ペンライトをスタンバイして、そわそわしているとお友達がマスカット味のあめをくれた。頬張って口に広がるマスカットの味。この味も一緒にに記憶に残る気がするなと思いながら、開演まではあと数分になっていた。

 

 

ライブが終わって、外へ出るともうすっかり夜。月が本当に綺麗に出ていて、テンションが上がっていたのか、満月が見える!と何度もお友達に話しかけてしまった。

ライブ終わりの夜ご飯。この時間が大好きで。興奮覚めやらぬままみんなで食べるご飯も、あの演出あのライトがすごかったと頭の中を反復する活性化スイッチが入っている感覚も、あの時だけのもの。

ホテル泊まりの遠征の時だからできる、帰りの終電間近の夜歩きも。

 

今回は鳥貴族で夜ご飯。

カマンベールコロッケに、むね肉明太マヨの明太マヨをつけると美味しいとか、チャンジャとキャベツとお肉が合うとか、知らなかった組み合わせを見つけたりした。個人的なおすすめは、ささみわさび焼のわさびを山芋の鉄板焼きに乗せる食べ方。

あれもこれも食べられそうな気分でいたのに、いざ食べていくと早々にお腹いっぱいに。

普段から、出掛けるとそれだけで満たされて食欲が落ち着くことはあったけど、この時も冗談抜きで胸なのかお腹なのか、ライブを観て吸収した思いでいっぱいだった。

 

満腹になって、みんなでホテルへ帰宅。

2日目から合流したお友達も、なんと同じ階だった。夜景が綺麗な方の部屋で、昼間に買ったプリンを食べようーと移動して、パジャマパーティーみたいにベットに座って。テレビを見たりライブの話をしたり、ぐでーんとしながらおしゃべりをした。こんなに楽しい時間があっていいのかと、その時間の特別さを思いながら、お腹の隙間が空いたころプリンを食べた。

そのプリンが、ジャニ勉のロケで村上信五さんと丸山隆平さんが食べていたプリンだったということは、後々になって知った。

 

24時も越えて、おやすみーとそれぞれの部屋に戻る。窓から見る夜の大阪は、いつまでも見ていられる景色で、車が走ってるなービルの明かりが見えるなーと飽きることがなかった。

オレンジの明かりで照らされた夜中の道路の街灯は、非現実的な雰囲気を醸していて、たまに走る車を見てはこんな時間にも外に出ている人がいるんだなぁと想像を掻き立てられた。

ライブを観てきた日の夜が好きだ。ずっとこの時間のなかに居たい。そう思いながら、ライブでの音を耳に蘇らせて、歌声、楽器の音、歓声、関ジャニ∞の声を思い出していた。