初めてのアリーナ席から見えたもの -「GR8EST」東京ドーム 9/9

【ネタバレがあります。ライブがまだの方はご注意ください。】

 

 

楽しい!!!!

全力でペンライトを振って、声を上げて、ずっと笑っていた。

 

関ジャニ∞ライブツアー「GR8EST」東京ドーム、9月9日公演。

こんなにはしゃげたんだと自分で気づいたくらいに、その空気に飲まれて、ドーム全体の波を感じて、関ジャニ∞のテンションに思いきり引っ張られた。だって本当に楽しそうな顔をみんながするから。

村上信五さんが煽る「馬鹿になろうぜー!!」を思いきり出来た。そんな3時間だった。

 

今回のライブもデジタルチケット。座席は当日、ゲートをくぐるまで分からない。

それがとても不安で、どうか通路に出やすい階段に近い位置でありますようにと願った。席を立っても迷惑がかからないように。入場ゲートはいつもの見慣れた40ゲートではなくて、もしかしたらと少し舞い上がった。でも調べたってどうしたって、アリーナもあればスタンドもあるし、確実なことは当日行ってみるまで分からない。だから期待はせずにいようと言い聞かせた。

スマホに表示したデジタルチケットをスタッフさんに見せて、確認の後で読み取りをする。レシートのようにチケットが発見されて、それをスタッフさんが見えないように伏せて渡す。多分、その場で見えると列が動かなくなってしまうから。そのなんだか簡単に開いてはいけないような厳粛なチケットを手に、ドーム内へと進んで「累」のフライヤーを受け取って落ち着けるスペースで立ち止まり、せーのでチケットを開いた。

アリーナと、書いてあった。

アリーナ席だ!!!!息も時も止まって、お友達と顔を見合わせて、言葉がでなかった。

なんて…?えっ…なんて!?と混乱する頭。文字通りの意味でワナワナと手が震えた。

 

何度も来ている東京ドーム。でも地上に降りたことはない。

初めて降りて行く階段。初めて足元に感じる芝生の感覚。自分には機会の無い場所だと思っていた。おそるおそる歩き進めると、席はステージに向かって右側、大きい通路と右サイドのスクリーンがすぐそばだった。

開演を待つ間ずっとおしゃべりが止まらなくて、というよりもしゃべってないと心拍数がどうにかなりそうで、ずっと興奮状態。

アリーナ席はお手洗いにいけないのではと心配している方がもしもいたら伝えたいのは、行けますよ!ということ。上から見ているとアリーナは人が密集しているように見えるけど、実際はパイプ椅子が並んでいて段差が無い分身動きも取りやすいから、通路側でなくともまあなんとかなった。チケットを持って出るのは必須で、各箇所にスタッフさんがいるのでチケットさえあれば迷ってもどうにかなる。

 

開演5分前。グレイテストベイビーのアナウンスは大倉忠義さんのような気がした。

 

この席ではどのタイミングで立つのがいいの?どうする?と戸惑いながら、結局またせーので2人同時に立った。エイトコールをしながら、開演までもう間もなく。

暗転。ライブが始まった。

映像が流れる。まだライトが当たっていないステージには、前に3本並ぶスタンドマイク。安田章大さんの、錦戸亮さんの、そしてオレンジのピックがいっぱい付いていて、すぐにわかるのは丸山隆平さんのスタンドマイク。

その3本並んだスタンドマイクが印象的で、変化も背負うものもそこに表れていた。背負ってほしくないし、身軽にいてほしいけど、確実な関ジャニ∞の変化をそこから感じた。

村上信五さんが弾くキーボードの上に白い楽譜の紙が置かれているのが見える。その隣には大倉忠義さんが座るブルーのドラムセット。その奥にウィンドチャイムやパーカッションが並ぶ横山裕さんのスペース。

 

ステージを放射線状に広がる斜めのラインが見える景色。メインスクリーンがこんなに大きかったんだとその時知った。

明かりがつく前にイントロが聴こえる。スピーカーが近くて、楽器の音が一音一音、球になって届くみたいに聴こえて、弾いてる音のミスタッチさえもわかるくらい。バッとついた明かりと同時に声が聞こえて、6人の姿が見えた。

斜めからの角度だったけど、メンバー同士の位置が被らず、綺麗に6人の横顔が見えた。ステージからの音が跳ね返りで戻ってくるのも耳でわかって、これはイヤモニがないと正しい音のリズムが分からなくなって大変だと実感した。

 

“応答セヨ 流星”と投げかける声も、“ようこそ”と迎え入れる声も、どちらも強く大きく印象に残った。

「ここにしかない景色」はやっぱり、映し出された6人の顔も歌詞の文字もすべてが頭の中に飛び込んでくるような、忘れられない衝撃だった。

 

「NOROSHI」では「あら控えめなのねガールズ」の錦戸さんの歌い方が、ビブラート入りで息が漏れるような色っぽい歌い方わしていて、新しいニュアンスが誕生している…!!と感動した。

肉眼で見るステージと、スクリーンに大写しになる映像を駆使して、ここの表情!というところはスクリーンにバッと顔を向けて、丸山さんの「望んだまま手にするは女王」もしっかり目撃できた。曲のラスト、前面に出てきて鳴る丸山さんのベースがたまらなかった。

スクリーンが何Kですかってくらいに高画質で、真ん中のスクリーンはエフェクトが掛かっている感じがするけど、両サイドの映像は撮ったそのまんまな感じがする。肌の質感も、汗が滴れるのも見える。

 

曲が終わり、暗転直前で安田さんがピックを投げたところと、丸山さんがピックを投げたところも見えて、その投げ方がちゃんと遠くに飛ぶようにフリスビーの角度で腕に力を込めてフッと投げていて、力の使い方が男の人だった。

ピックを受けとるなんて夢のまた夢だけど、あのピックは確かに誰かの元へ届いてると思うと、夢がある。

ピンクのエレキギターを弾く安田さんがとても好きだなと思った。

 

 

無責任ヒーロー」のファイト!関ジャニ!無限大!エイト!を、今回こそはノリノリでやりたいと思っていて、よしきた!と全力のコールができたのが嬉しかった。煽りも安田さんがしてくれて、気のせいかもしれないけど、掛け声のフレーズが繰り返しで少しだけ長くなった気がした。そのおかげでノリやすくなって、会場の一体感も増したように思う。

バンドを乗せたステージがそのまませり上がって、ムービングステージとして前進していく景色は地上から見上げる形で見ると壮大さがまた違った。大倉さんがドラムを叩いている背中を見られたのが嬉しくて、力強い音があの場所から出ているのかと思いながら見ていた。

ステージが着陸すると見えないものの、上にいる時はよく見えて、人の頭越しでもその上に見えるメンバーの姿。あの高さは絶妙に計算されてのものなんだと知った。

ステージに向けられたライトがこちらにまで真っ直ぐ届いて眩しくて、ライブDVDでたまに見かけたように、手でよけたくなる気持ちが初めてわかった。これを関ジャニ∞は常に浴びているのかと思うと、前を向いて目を開いているだけですごい。

炎や花火の距離も近くて、ムービングステージで向こうにメンバーがいる曲でもメインステージで炎が上がる。風上だったのかそこまで熱さは来なかったけど、炎と温風の迫力はすごいものだった。そして花火の音の大きさが、バァン!!とすごい。間合いがわかってくると身構えて耳をふさぐくらいに。錦戸さんがステージ上でも怯える気持ちがわかった。

 

そして初めて見上げたペンライトの海。ペンライトだけでなく、こんなにも多くの人がいることがわかる。

ステージからはこの景色全体がパノラマで見えている。なんて景色なのだろうと、息を飲んだ。

 

「オモイダマ」では、間奏前のウオーオーのところで錦戸さんの声量に合わせて、上のパートを歌う村上さんの声がスコーンと綺麗に通っていて、すごい…と聴き惚れた。

「今」のアウトロで、音楽に合わせて丸山さんと錦戸さんと安田さん?でサカナクションの「新宝島」ステップみたいな横揺れステップを踏んでいて、それも可愛かった。

どの曲を見ていても非現実のような感じがして、なんというかMステを見ているかのようで、本物だ…と見つめるばかり。何度か錦戸さんの持つマイクの音量トラブルかなにかがあったようで、軽く後ろを見ながらスタッフさんに不調を伝える仕草はさり気なく、ステージを臨機応変に作っている仕事人の表情で、テレビで見ていたまんまだと思いながらもそういう表情を見た時に、目の前で作り上げられているステージであることを感じた。

 

「へそ曲がり」あたりの演出で、それまで壁だった場所が階段になって、そのままVの字状に立ち位置がつくられるシーンがあった。壁から階段のトランスフォーム好きな自分としては、かつてのライブDVDで見ていたあれだ!と心踊った。

メンバーが歩く花道は見ていた位置から言うと向こうの方にあって、花道の上を歩く安田さんや大倉さんが見えた。地上からの視点でそれを見たのは初めてで、人の頭越しにポッと高い位置を歩く姿が見えて、なんだか自分は畑に生える稲穂の気分だった。

 

タコヤキオールスターズというネーミングのサポートバンドの方々がいるステージ側だったこともあって、ライブ前半はいないのを目にして、関ジャニ∞だけが弾いている演奏を聴いているんだなという実感が増した。

それぞれがアレンジを効かせるソロパートがかっこよくて、ホーン隊のみなさんは横山さんのうちわをそれぞれが手に持って横山さん贔屓をアピール。それを見て「ズブズブや!」と村上さん。

村上さんのバンドメンバー紹介もすごく楽しくて、中盤で会場のボルテージを上げ直すという意味でも大切な役割を持っていた。

 

「わたし鏡」で安田さんがうずうずして堪えきれないような感じで歌詞をアレンジして、「はよ会いたかったやろ?」と問い掛けて、上がる歓声に「俺のほうが会いたかったぞ!関ジャニ∞のほうが会いたかったぞ!」と言いきって、安田さんのかっこよさが溢れていた。

 

Tik Tok風の動画コーナーは、今回は横山さんと村上さん。曲は「イッツマイソウル」 

見たかった2人の動画が当たって、やった!と私的ハイテンション。しかも曲が「イッツマイソウル」なのだから嬉しいに決まってる。揃いの振り付けを踊って、途中から小競り合いが始まるも仲直りという完璧な息の合い方で、終始会場からの黄色い悲鳴が止らなかった。

そのあとに大倉さんのお手本として「愛でした」が流れて、その、その可愛さがはんっぱではなくて。涙が頬を伝う振り付けとか、顔に両手のひらをぴとってさせる振りとか、女子がやっても決まりきらないような高難易度の可愛さを最高得点叩き出していく。太鼓の達人だったらフルコンボ

あざといのにぐうの音も出ないという倉子再来のような可愛さを炸裂させた大倉さんに脅威すら感じた。

 

無茶振り映像コーナーは、錦戸さんと村上さん。「色っぽい表情で、文句を言いながら、ゲテモノを食べる」というお題にドームからも悲鳴。ヘビのおもちゃでも逃げ惑う錦戸さんが耐え切れるはずがないと、映像なのにリアルタイムのように息を飲んで見守ってしまう。

しかもそのゲテモノというのが、タガメとヤモリで…村上さんは虫がダメ。錦戸さんは爬虫類がダメ。それなのに。大画面で見ているだけで鳥肌止らぬこの映像。怖すぎてつま先立ちでマイケルジャクソンみたいになる錦戸さん。錦戸さんは10分以上の格闘の末にどうにかひとかじり。村上さんも叫びながらひとかじり。

スタッフさんが「すいません、まさかおふたりになるとは…」と呟いて、他のメンバーがすかさず「俺らだったらええんかっ」というツッコみで映像は終わった。

 

毎度訪れることになった謎の丸山さんギャグタイムは今回も強烈で、終わりどころの見えないギャグメドレー。ここからの持ち直しは無理なんじゃ…と思うところからドッとウケたりするからすごい。私としては「めーんどーうな君がすきー!」の剣道ギャグが一番ツボだった。

 

ここからはMCかな、という流れのところで、申し訳ないけどもお手洗いに席を立とうとした。ところがなんだか違うことが起こりそうなムード。これは今じゃない!とすぐに察知して席に戻ると、9月11日に控えた安田章大さんのバースデーサプライズが。

四角くて大きなショートケーキにフルーツがいっぱいのっていて、それを横山さんとスタッフのおじさまが運んでくる。バンドメンバーの生演奏でバースデーソングが始まって、ドーム全体で大合唱。

ハッピバースデートゥーユー、ハッピバースデートゥーユー、ハッピバースデーディアやすくーん、、、、、、っハッピバースデートゥーユー

という間の溜めがすごいバースデーソングを歌い終わって、ろうそくは無いけど吹き消す安田さん。

喜んでいて、これは全く知らなかったんだなーと思いながら見ていると、安田さんが何か言いたげ。

 

安田さんの話によれば、開演前の円陣を組んだ時、隣にいた錦戸さんがなんと耳元で「このあとケーキ出てくるから、驚いてな」と衝撃のネタバラシをしたという。えー!とひゃー!の混じったドームのどよめき。「悪いで、あの子!」と言いつける安田さんに、いたずらがバレた小学生みたいに眉を上げてやんちゃ笑顔を見せる錦戸さん。少年の心…!!

必死で頑張ったよ!俺節で学んだことをつかってリアクションとったよ!と安田さん。俺節の経験を必要とするほどの窮地に追いやった錦戸さんのある意味でのサプライズ。でもみんなでイチゴをつまんで食べたりしてるのは可愛かったし、やめろってと自らケーキに顔面ダイブをしようとして止められる安田さんは無邪気だったしで、メンバーの誕生日に重なる公演に入ったことはなかったから初めてのことで、とても楽しかった。

ケーキを止めるための芯があるから危ないんだよということを安田さんがちゃんと覚えていてくれてよかったけど、彼はそれでも大体の場合芯はここにあるから、ここをよければいける…!という怪我をしないダイブの解説をしていて、相当テンションが上がっていることは伝わった。

 

「罪と夏」のイントロは何度聴いても、やった!と気分が高揚して楽しくなる。

片手を上げてイントロに合わせて振る動きが可愛くて、去年のアロハポーズとも違うその動きにときめいた。

今回のライブ、ダンス曲の分しっとりと歌う曲も多く入っていて、バラードがとても好きだから聴き入る時間があったのもよかった。

明るくはしゃぎたくてライブに来ることもあるけど、日頃の何もかもを泣いて流したい気持ちでライブに来ることもあるから、栓抜きのように思う存分泣けて静かに聴ける時間があることも大切だなと感じた。

 

 

ライブラスト、横山さんから順番に挨拶がはじまって、ここはしっかり聞くところ。という心持ちになろうとしたのだけど、丸山さんの挨拶からテンションが可笑しい。

スタースイッチの入った丸山さんが横山さんを褒めちぎる展開に。イケイケな話し方のままテンションが帰って来られず、「こいつを紹介するぜ!」シリーズが誕生。大倉さんも錦戸さんも続いて、これそのまま来るぞと村上さんの方を向く安田さん。

錦戸さんが「eighterー!!」と思いきり叫んだ。

次に挨拶をした安田さんも「eighterー!!」と叫んだ。

何を言うよりもそれを言わずにいられなくなったというこの空間がすごく嬉しかった。言葉としてひとつひとつを触れなくなったとしたって、みんなの思いが一色でないことは前提で、それでもなにもかも越えて叫びたいのがその一言だというところに心を揺さぶられた。

きっと思いきってでなければ言えないところもあっただろうし、言うことでの反応も様々あるとわかっていたと思うけど、好きは溢れるものだというドラマ「カルテット」の台詞がとても自然に思い浮かんだ。

 

最後に振られた村上さん。もうこの一連の流れが笑けて止まらない様子で、あんなにくしゃくしゃに笑う村上さんを見られたことがうれしかった。言葉を丁寧にひとつずつ伝えて、最後に「こいつを紹介するぜ!横山裕!」と振り出しに戻ったハイテンション挨拶。

メンバーのノリだけじゃなくて、ドームの盛り上がりもすごいものだった。

照れ笑いをしながら、「ご紹介に授かりました、横山裕です」と挨拶をした横山さん。一瞬そのまま通り過ぎそうだったけど、それを見逃さない大倉さんたち。「身ごもった」というツッコみが秀逸で、「なんとなくお腹さすってもうてるもん」と言いながらお腹をさすさすしている横山さん。アルバムから繋がっている、グレイテストベイビーのコンセプトとしては最強のボケだった。

 

アンコールで大きなトロッコが出てくる時の出口がすぐそばだった。暗転の間に幕が開いて、暗い中にメンバーのシルエットが見えた。わーいと両腕を上げていたのはきっと大倉さんで、後ろには横山さんが乗っていた。

いつもは小さく見えるトロッコは、見上げると大きかった。ステージ真横で見切れてしまうこともあるであろうスタンド席にじーっと目線を送ってファンサービスをする姿はエンターテイメントとしてのプロだった。確かにこちらを向いて!という気持ちがゼロかと言えばそんなことはないけど、背中でもかっこいいものはかっこいいなというのが率直な感想だった。

丸メガネを掛けて白のロングTをだぼっと着ている横山さんは儚さの極みで、「Sweet Parade」で“ファンタジーみたいだけど 夢じゃない世界が”と歌う横山さんこそがファンタジーですと言いたかった。

 

 

最後に歌うのは「ここに」

安田さんがフルスロットルで、そのふざけ方はこら…!と言いたくなるものの楽しそうにはしゃぐから、こっちも笑顔になってしまう。“ここにいる!”はそういう意味じゃありません…!!

「ここに」がリリースされて、何度も聴いて、すっかり覚えた歌詞。“Hey!”はそれはもう全力で、照れなど捨ててペンライトと突き上げた。

大阪公演で見たのともMステで見たのとも違う関ジャニ∞の姿に、強く確かな変化を感じた。消えていくということではなく、すこしずつ時間が馴染ませていくことはあるのかもしれないと、逆らいたいような悔しいような子供心を残しながらじんわりと思った。

 

反対側からやって来たトロッコには、丸山さんと錦戸さんが乗っていて、この時も背中だったのだけど背中で十分です…と、思う存分に丸山さんだけを見つめた。

「ここに」の立ち位置で丸山さんがこちら側にいる時間が長かったのも嬉しくて、ペンライトの波を操る丸山さんのリズムに全力で応えた。

 

ほんとのラストの挨拶で、メンバーが話す後ろで大倉さんはひっきりなしに「こりゃいいや!」と言っていて、その場で生まれる謎の流行語も関ジャニ∞らしいなあと懐かしかった。

「ここに」を歌い終えたあと、横一列に並んだところで膝をついて立ち上がれない様子の村上さんだったけど、大倉さんに肩を借りてライブは最後まで終えることができた。

水分不足と酸欠だったとのことで、公演中のはしゃぎっぷりを思うと、笑うと息をはいてしまうし歌うにも息をはくし、スタッフさんやドームに拍手を!の場面で息切れしていたから、呼吸が整わなくなってしまったのかなと見ている限りでは感じた。

身体を心配することも大切だけど、見ていて感じたこと以上の心配はしなくて大丈夫かなと丸山さんが後日書いてくれていた日記を読んで思った。

 

あの場にいた誰より関ジャニ∞楽しそうだ…!と感じられたライブが本当に嬉しくて、何よりの喜びだった。

金曜日に実現した東京スカパラダイスオーケストラとの「無責任ヒーロー」セッションも、この日観たライブも、楽しい!と思える時間がどこかであってくれたならと願った気持ちがまさに叶っているのを目の当たりにしている感覚で、それがライブという場だったことも、ファンのいる空間だったということも、うれしかった。

周りを見渡しただけでも、メトロックからかなと感じるような男性ひとりで来ていて片腕を上げてノリノリな人や、涙しながら観ていた女の人、家族3世代で来ているおばあちゃん、お母さんと来た女の子。

いろんな人がそれぞれの思いで、関ジャニ∞のライブを観に来ていることを実感した。

 

楽しかった。泣く隙がないほどに。

腕が筋肉痛になって、脇腹のあたりが痛くなるくらいに楽しんだ。こんな思いになれるのは、来年のライブツアーがある頃かなとどこかで考えていて、だからこんなふうにして笑えている時間があるなんてことが思いもしないサプライズだった。

相手を動かそうとする前に、自分が動く。それは小さい頃から何度も教わっていたつもりでいたけど、楽しませるには、楽しむこと。それを経験させてもらった。自分も文章でそうしていきたいと心から思った。

 

全力できた関ジャニ∞を見たら、全力でくる渋谷すばるさんが見たくなった

バッチバチにセッションをかまして、それからいたずらっぽく少年みたいに笑い合う、そんな未来が見たい