大阪にいるからには見たいテレビがあった。
「やすとものどこいこ!?」が大好きで。大阪で見るのが夢だった。
姉妹で漫才をしている海原やすよさんと海原ともこさんと、ゲストの芸人さんが普通にお買い物をする関西ローカルの番組。
お買い物番組と言うと、新しくできたオシャレなお店や雑貨屋さんでお買い物というイメージでいたけど、どこいこを見てからそのイメージが一変した。ホームセンターで洗剤や日用品を選んだり、ショッピングモールで食器を買ったり靴下を買ったり。どんなに小さな物でも、好きなようにお買い物をする。スポンジを買っていたこともある。
そしてめっっちゃお菓子を買う。ポテチの大袋3個4個とか買う。
ひたすらに日常のお買い物を見られる1時間。
初めはこれ…面白いのだろうか…と思ったけど、それがどうしてかくせになる。ただひたすらにあれいいこれいいと関西弁で喋りながらお買い物をする空気感が心地よくて落ち着く。そしておすすめの日用品の知恵もつく。
喋り声とお買い物の音だけでなぜだか安心して、眠ってしまうこともある。周波数レベルで聞いていると落ち着くのは、関ジャニ∞の話し声と、やすとものどこいこ!?だと言えるくらい。
放送は日曜日の15時から16時まで。
だから今回の10日間滞在は日曜日が2回くるようにした。それくらいに好き。
やすともさんがコスメなどを選んでいる時に、男性芸人さんがどんな付き添いかたをしているかで、普段デートで彼女のお買い物にどんなふうに付き添っているかほんのり見える気がして、それも楽しい。
横山裕さんが一度ゲストで出ているから、今度はいつ出てくれるだろうと楽しみにしてる。かなうなら、関ジャニ∞メンバーそれぞれのどこいこが見てみたい。
横山裕さんが来た時にともこさんが言っていた、今度は渋谷すばるさんにっていうのも、見たい。かなえてほしい。
関西の番組は見ていてなんか落ち着く。
会話が全部関西弁なのは関ジャニ∞で耳から慣れたし、むしろずっと聞いていたい。
お昼時に放送されている情報番組「ちちんぷいぷい」も、わりと見る機会があって、新喜劇メンバーが当たり前にテレビに出ているのを見て、大阪!と嬉しくなった。CM入り前に、“ぷいぷい”と言いながら出てくる赤いとんがり帽子のキャラクターも、へんてこだけど愛着が湧いてくる。
たまたま見た「ロザンの道案内しよ!」というコーナーでは、大阪駅でお笑い芸人のロザンの2人が道案内をしていて、今回はHEPに案内してあげていた。ロザンの2人に道案内してもらえるなんて、自分も案内されたかったー!
宇治原さんは関東のテレビにもよく出ているけど、菅さんは関西でCMなどがよく流れていて、菅さんが好きな自分としては関西のテレビは楽しかった。
上沼恵美子さんはお料理の人じゃなくて、こんなにキレッキレのトークで進めるということ、551の肉まんのCMにはアイスキャンデー ver.があること、ホテルニュー淡路のメロディー。
ワイドニュースの取り上げ方も、一辺倒ではなく視点が新鮮だった。
もう一つの関西のお気に入り番組、堂本剛さんがふらりふらりと街散歩をする「堂本剛のやからね」は不定期放送だったようで今回は無かったけど、どの番組にも程よい無関心さと関心のバランスがある。
ダーっと喋って、「まあ…知らんけど」で終わるような、放っておいてほしい気持ちと構ってほしい気持ちのやっかいな自分にはそれがちょうど良かった。
大阪へ来てみて、外にいる時だけではない、テレビから実感する大阪の空気も居心地がよかった。