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360°ステージに挑んだ、関ジャニ's エイターテインメント《前編》

関ジャニ∞

 

 5大ドームツアーとして観に行くのは2度目になる、関ジャニ∞のライブ。「関ジャニ's エイターテインメント」というタイトルのこのツアーがどんなものになるのか、ずっと楽しみだった。

 

アルバムの発売なしの開催となった今回のツアー。

そして客席に入って驚いたまさかの360°ステージ。

関ジャニ∞のライブで360°のステージになったのは、2009年の「PUZZLE」ライブツアー以来とのこと。ステージのことも、想像の余地が色々あって自由度も高いため、わからないままのことが沢山で、わくわくして仕方なかった。

メインステージが客席から見て前方にあるステージ構成も、中央にステージのある360°なステージ構成も、どちらも経験してみて感じた事。

どちらも好きだと思った。美味しさはどちらにもある。

 

360°ステージでいいなと感じたのは、どの席からも距離がほぼ等しいこと。みんなの真ん中に居る。という距離感が良いと感じた。確かにバンドやダンスとなると、前後が存在してしまうけれど、360°ステージだからこそ見られる景色と、工夫がされた演出のなかでのこだわりを感じた。

 

例えば、「ブリュレ」の“言葉の奥で はにかむ ためらう”の、“言葉の奥で”の振り付け部分。

メンバーがサッと1列に並んで、交互に向かい合い、片脚ずつ踏み出して腕を伸ばす振り。

それをあのステージで見た時、前後ろが無くなったと思った。横1列として見える方向でも、縦1列として見える方向でも、ダンスとして完成していて無駄がない。どの角度も良さがある。

元々ある振り付けだけれど、どこから見ても美しい振り付けだということをこの時に初めて知った。

さらに、ブリュレの醍醐味である決めポーズが、いつもは跪くのに今回立ったままなのはなぜだろうと思っていたけど、アリーナ席に座ったお友達の話を聞いて納得できた気がした。アリーナからは、360°ステージの段が高い分、ステージ上が思っている以上に見えないと聞いた。本当にその理由なのかはわからないけれど、もしも、あのステージで全員が跪くポーズで見えなくなってしまうより、ちゃんと見えて、格好のつく振りにしようということでのあれだとしたら。

他にも、そう感じられる心配りは随所に表れていて、「なぐりガキBEAT」も、振り付けの中でメンバーが揃った方向ではなく、客席へ向かって交互に向きを変えるところがある。歌番組での披露は一方向のみでフォーメーションが動いていたから、ライブ仕様だったのかなと思っている。全員が一方を向くよりも賑やかで、バラエティ豊かな魅せ方だと感じた。

 

バンドの向きも、アコースティックコーナーとラスト2曲のバンドでは180°入れ替わる。

前方を向いたり、いつもで言う後方を向いたりするのも、おそらく本来であればセットチェンジの手間がかかるはずで、一貫した向きの方がアンプやコードもスムーズに動かせるはず。

それでも入れ替える。そんなところに、出来る限りの工夫で楽しんでもらいたいという思いが込められていると思った。

 

花道も4本あって、メンバーが2人ずつ来たり、1人がせり上がるセットに乗って上の方まで来たりと様々で、

花道が分かれていると、その一角が幼稚園の○○ぐみのみんなー!みたいな空気になって楽しい。近くに来てくれたメンバーが担任の先生みたい。

 

「浮世踊リビト」では、小さめのトロッコにメンバーそれぞれが乗って、アリーナ席の真ん中あたりをまあるく周るんだけど、ファンサービスのトロッコというよりも演出として美しかった。上から見ていると、もちろん触れる可能性なんてないのだけど、全体を俯瞰して大きなセットとして見るとすごい景色で。

トロッコの側面にレコードのような銀の円が大小2つ並んで付いていて、それぞれのトロッコが、盛り上がる曲のサビと共に等間隔で回りだす景色が好きだった。

 

360°ステージの外側が周る可動式というのも驚いた。最初に動いた時の、回った!?というサプライズは楽しかった。

序盤で回りだすところは中々のスピードで回っていて、見ている方はいいけどあれ乗っている側からしたら相当目が回る…と今さら心配になったりする。

あの時の横山さんの立ち姿が格好よくて、重心のかけ方が、美しく見せる方法を知っている立ち方で、右脚に重心置いて、風でたなびく長めのジャケットの裾が様になっていた。

初めは突拍子もなく見えた回転ステージも、ステージを可動式にしたことの意味がとても活かされていることが見ているうちに分かってきて、素晴らしいと思った。

 

だってメンバー7人、必ず自分の方へ回ってきてくれる。顔が見られる。

来なかった…というメンバーがいない。皆一度は近づいて来てくれるって、凄いことだと見ながら感動していた。エイトレンジャーでメンバーが縦横無尽に遊びまわり、ランニングを始める人、ランニングマンを始める人、決めポーズのまま動かない人、巻き込んで団子状態に転ぶ人。いろいろ居すぎて、ステージ最大活用だな…と思いながら見ていた。