関ジャニ∞に “ スカ ” の波…?!

 

様々ある音楽のジャンルのなかで、なんとなく好きな感じ、というアバウトさで惹かれていたのが “スカ” だと知った。

JAZZの良さと、管楽器の際立つ音色の魅力が絶妙な交わりかたをしていて、なんとなく好きになる曲にはよくよく聴けばJAZZやスカのエッセンスが盛り込まれていた。

 

漠然とした認識なので調べてみると、スカというのは基本4拍子または8拍子のリズムで、2、4拍目を強調していることが特徴になるらしく、

さらに調べていて印象的だったのは、裏打ちのリズムが強調されることが、スカのポイントだということ。

この“裏打ちのリズム”。ここに自分は惹かれていたのだと気がついた。

 

錦戸亮さんと横山裕さんがサックスとトランペットで披露した「バナナジュース」が最高にツボだったのも、東京ディズニーシーのショー、BBB(ビックバンドビート)での手拍子が大好きだったのも、あの不思議な心地よさは“裏打ち”にあった。

味園ユニバース」で出てくる、「ココロオドレバ」という曲も裏打ちで、聴いていると弾む感じがする。つまりはきっと、リズムである“ンッチャ”ののところ。

カスタネットを手に持って、お休みするところが、裏。

 

好きな音楽、好きなメロディの、説明できない魅力の理由が分かって長年の謎が解けたような気分だった。

そして今回“スカ”について書きたくなったのは、関ジャニ∞のなかにスカの風が吹き始めている気がして嬉しくなったから。

ハッと気付いたら、“スカ”がこれからの関ジャニ∞の伏線になっているのか?!と思ってしまうくらいに、共通点が出来始めていて、なんだか勝手にテンションが上がってしまった。

個人的見解なので、全くの検討違いな可能性が強いことをふまえて読んでもらえると助かります。

 

今思えば、始まった気がするのは横山裕さんがトランペットを吹くようになったこと。

横山さんがトランペットを手にしたことで、厚みの増したバンドスタイル。パーッと開ける音が入ることで、曲の印象も変わって、演奏できる曲の幅も広がった。ホーンセクションが入るだけで、こんなにバンドの音に厚みがでることを初めて知った。

そのタイミングで、前々から練習をしていた錦戸さんがサックスを表舞台で演奏するようになり、ついに二人の曲として「バナナジュース」が出来上がった。

そうして2015年末からスタートしたツアー、「関ジャニ∞の元気が出るLIVE‼︎」

後ろに一列サックス隊とトランペット隊を従えて、前に2本のスタンドマイク。横山さんと錦戸さんが立ち、ギラギラのスーツにネクタイを纏い、丸く小さいサングラスを掛けて、スタンドマイクに手をかけながら歌う姿は最高に渋かった。横ステップで小気味好くリズムに乗る動きが格好良すぎて、わけがわからなかった。

 

そこから、今回のツアー「関ジャニ's エイターテインメント」

ここでまさか、またスカを聴けるとは思っていなくて、不意打ち。アコースティックコーナーのひとつとして組まれた、「言ったじゃないか!」のスカアレンジ「言ったじゃないスカ!」が、自分にはすごいインパクトで、あの横ノリなグルーヴ感と、大倉さんがスティックではなくブラシを使って演奏している姿が、新鮮だった。シャレが効いていて、でもなんか格好良くて、錦戸さんだなー!と唸りたくなるセンスだった。

 

更に、今月の1月25日に発売になる関ジャニ∞のNewシングルは、映画「破門」の主題歌にもなっているのだけど、その「なぐりガキBEAT」が!ぱっと聴いて、スカじゃないか!!とテンションが上がるほど楽しくて格好良くて、発売前からツボな予感しかしない曲で。2番を聴いた日にはきっと心ごと撃ち抜かれること間違いない。 

出てくる歌詞に、“すかして”というワードが出てくると気づいた時の高ぶり。これも実は“スカ”と掛かっているのでは?と思うほど、スカの色が鮮やか。歌詞カードを見るまでは分からないけど、“スカして”なんて書いてあった日には、卒倒。

 

結局のところ “スカ” ってなんなの?という問いに明確な答えはできないけれど、東京スカパラダイスオーケストラのイメージはやっぱり強い。私自身も好きな理由が分かるまでは、あのスカパラっぽい感じ好き。という認識の仕方だった。

なので、ラジオで曲解禁を聴いた時も、スカパラっぽい!好き!と反応していて、でも勘違いかなー、曲調それっぽいけどなー、と半信半疑でいた。

そうしたら、先週のラジオ「大倉くんと高橋くん」で曲が流れた後に高橋優さんが、スカっぽさがあると感想を言われていて、やっぱりスカだったー!と嬉しくなった。さらに雑誌のインタビューで横山さんが、「破門」の監督がスカが好きらしいですと話されていたのを読んで、これは偶然ではない…とドキドキした。

 

今なら出来る、今だから出来る、横山さんがトランペットとして入るバンドスタイルで、もしも“スカ”アルバムなんて出す日が来たら…

今すぐでなくても。いつかくる未来でもそんな可能性を秘めていると考えるだけで、物凄くワクワクする。

そして東京スカパラダイスオーケストラとのコラボなんてことが起きたら。2度目の卒倒。

自分はスカと同じくロカビリーも好きで、スカもいいけどロカビリーこそ、錦戸さんにものすっごい似合うと思うので、ぜひ関ジャムでロカビリー特集を!古田新太さん詳しそうだし、ゲストにはロカビリー好きな二階堂ふみさんを…!!
 

あれこれ考えていたら、全編がスカサウンドではないにしても、「なぐりガキBEAT」が収録されるであろう、関ジャニ∞が次に出すアルバムが益々楽しみになってきた!

今から次の冬が待ち遠しい!