「Kicyu」これね、キッチュって読みます。
横山裕さんと安田章大さんのコンビで作られた曲の名前が「Kicyu」
二人が共作で作詞をし、作曲をしたというだけでも感慨深いのだけど、なぜこの曲にそれほどテンション上がるかと言うと、曲!ダンス!衣装!の三拍子揃ったキャッチーさが凄いから。
歌詞を書いたのは横山さん。横山さんの作詞を見るたびに、思うことがある。
横山さんが書く“少年性”って、最強かな!?
自身のソロ「fantastic music!」でも、横山さん渋谷さん安田さんの3人で歌った「プリン」でも、思春期のあのワチャワチャーっとした感じを、上手く溶かして固めて“少年性”と言えるくらいの可愛らしさに作り変えて、意味わからんけど分かるかも…という不思議ワールドを完成させている。
なので、横山さんのイメージとして時折使われていたピーターパン感も、個人的にはソロ曲や作詞した曲を聴く時に感じることが多い。
安田さんの作る曲はイントロの求心力が強いと感じていて、「Kicyu」といい「Black of night」といい、“安田さん作曲イントロドン!” をしたい。ぜひに。迷いなく赤ボタンを叩き押す自信がある。
衣装は、安田さんがなかなかの蛍光グリーンのジャケットにパンツ。そして不思議の国のアリスに出てくる帽子屋さんみたいなハット。ピンクのメガネという強めファッション。
なのに、似合う。すごい。
横山さんはピンクのシャツにダメージジーンズで、組み合わせとしてはシンプルめ。でもピンクのシャツが中々のパッションピンクなので、安田さんと並んでも違和感がない。ピンク色の服を着こなす男の人が好きすぎるので、この時の横山さんの衣装がとても好き。個人的にステージ衣装は、ぎり私服でもいけるんじゃないか…?というラインのシンプルめなものが好みなんだと気が付いた。
そして振り付け。可愛いですものすごく。
特にイントロのWink風味な腕の振りが良い。手の振りが多くて、さり気ない顔の角度も振りのポイントになっているところが、少し女性アイドルっぽさもあり、可愛らしさに拍車を掛けていると思う。
KとCを交互に指文字で作るのだけど、それがまたあざとい。可愛い。
登場シーンと最後の決めポーズが同じになっていて、そのポーズが好きすぎて、ふたりはプリキュアかな?って錯覚するくらいにとびきりのCuteで溢れている。
映像として見ると、ダンスと音楽のリズムが揃っていて、その相乗効果で曲が耳に残る。音のひとつひとつにピタッと合うように振りがついているダンスが自分は好きなんだなということにも気が付いた。
見た目の可愛らしさだけでなく、「Kicyu」はハモりも聴き応えがある。横山さんと安田さんの声が重なると言うよりは螺旋のように混ざり合う感じで、二人で歌っている印象よりも、一つの声のように聴こえる。横山さんのキーと安田さんの歌うキーが、自然体な声に近いキーになっていて、歌う時に喉が苦しそうではなくて、伸びやかなのもいい。
特にサビのハモりは耳心地がすごく良くて、繰り返し聴きたくなる。あまりにハモりが綺麗で、どちらのパートも歌えるようになれたら楽しいだろうなと自分も試みたけど、ぴっったりハモっているから聴き分けができず、どうしても横山さんのパートにつられてしまう。安田さんはよく主メロにつられず自らのパートを守れるな…と凄さを感じた。
見て真似したくなる、ちょっと難しい手の振り付けと、耳に残るイントロと、もっと聴きたくなる二人の声。
「Kicyu」を見るには、ライブDVD「PUZZLE」か「8EST」の初回限定盤。CDでの音源化がまだされていないので、いつか音源化してくれる日を待っている。
そして!
この夢のように溢れんばかりの可愛いが詰まった「Kicyu」を、渋谷すばるさんと錦戸亮さんで披露するという奇跡が起こったのが、ライブ「十祭」
その破壊力たるや。改めて記事にして書きたいほど、二人の「Kicyu」も最高に魅力的。順番としておすすめしたいのは「8EST」を見てからの「十祭」
バラエティー豊かなユニット曲に、それを同じグループのメンバー内でシャッフルして、カバーすることがあるという贅沢すぎる二次創作。
そんなミラクルさえ起こる関ジャニ∞、楽しいな!!