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外側から見ていた関ジャニ∞、内側から見ている関ジャニ∞。

関ジャニ∞

ジャニーズに興味を持つ前から、関ジャニ∞は知っていた。知っていると言っても、その存在を知っているというだけで。それでも、歌番組に出ている関ジャニ∞はとにかく楽しそうにしていて、いつも何かしらふざけていて、見ている自分まで笑わされてしまうから好きだった。歌番組で関ジャニ∞と聞くと、今日は何をしでかすのかとテレビの前でわくわくしていた。

しかしテレビに出ていたら見るといった楽しみ方だったので、詳しく知る機会はそれから何年もの間なかった。というのも、パフォーマンスは好きなのだけれど、バラエティでの関ジャニ∞は当時あまり好きになることができず、若さ溢れるハングリー精神にすこし圧倒されてしまっていた。

内側から見てみて、かつて持っていたイメージとは真逆だったなと今は思う。月日が経ち、それぞれに歳を重ねて変わったこともあるだろうし、私にとってハマるべきタイミングが今だったのだなとも改めて思う。今回はそんな自分が感じたギャップについて、まとめていきたい。


メンバーそれぞれのイメージは、本当に一方的で申し訳ないのだけど、
渋谷すばるさん、いつも眉間にしわを寄せていて不機嫌そう、恐い。歌うと人が変わる。
大倉忠義さん、表情が読めない。摑みどころがなさそう。クールで口数少なそう。
横山裕さん、バラエティになると前傾姿勢。前に前に出て行く。
村上信五さん、頭の回転が早そうだけど、ツッコミがこわい。
安田章大さん、大人しく静かそう。ほんわかしてそう。
丸山隆平さん、急によくわからないことをしだす。ムードメーカー
錦戸亮さん、ドラマや映画によく出ている俳優さんのイメージ。人と関わるよりは一匹狼を選びそう。


こんなイメージを持っていたから、全体のイメージでいえば中学1年生から見た中学3年生の先輩のような、揃うと若干こわい兄ちゃんに見えていた。特にすばるくんはこわかった。
一人一人の個性があまりにはっきりしているから、メンバー同士の距離感が一番分からないグループだなとも思っていて、まさかこんなに家族相関図のような関係性だとは、思いもしなかった。


イメージが覆されていったのは、ライブDVDのおかげだった。グループの本質はライブにこそあると、心底思った。自分の固定概念、一番信用ならない。
テレビのバラエティや歌番組では感じ取ることができない、メンバーの関係性や本気のかっこよさを知るには、とにかくライブを見ることだと、裏を返せばどのグループもライブDVDを見せられると引っ張り込まれるキケンが非常に高いということも分かった。

特に印象深かったのは、ライブDVD「JUKE BOX」の特典映像。企画の罰ゲームとして、負けたチームが丸一日、24時間監視のもと、古民家に泊まるというむちゃくちゃな企画だった。負けたのは横山くん、大倉くん、すばるくん、安田くん。ここで、関ジャニ∞メンバーの関係性、それぞれへのイメージ。特にすばるくんの印象がひっくり返った。

すばるくんのいじられっぷりに、何も予備知識のない私は、いつすばるくんがキレるかとヒヤヒヤしながら見ていた。それくらい、すばるくんにはふざけるイメージがなかったのだ。
つまみ食いをしておこられるすばるくん。食ってないとわかりきった嘘をつくすばるくん。シュールなギャグセンスを持ち合わせた、なんて愛らしい人なんだと、このDVDを見て渋谷すばるくんのイメージは完全に変わった。

それ以降、見ていったライブDVDでメンバーのイメージはどんどんと塗り替えられていく。
横山さんは最年長として仕切ろうとするのにいじられまくって忘れ物ばかりするし、村上さんはしっかりしつつも時折とんでもない天然を発揮するし、渋谷さんは穏やかに歌うこともあって、真顔でボケるという素晴らしいセンスを持っている。丸山さんは場を盛り上げながらも客観視をよくしていて、どこか冷静な部分があるように見える。錦戸さんはくっつきたがりな甘えた気質があって、渋谷さんへの憧れの眼差しは凄まじい。安田さんは優しい雰囲気を持ち合わせながら、男スイッチが入った時の豹変っぷりがすごい。大倉さんは本当によく笑う、グループの見事な最年少だった。


個人的な分析でしかないけれど、はたから見て抱くイメージと大きなギャップがあるのが関ジャニ∞だと思った。それはきっとテレビとライブでの住み分けがはっきりしていたからで、それはそれでいいけれど、ライブで見られるような彼らをもっと知る機会があれば、あれ?いいかも…と引っ張り込まれる人は格段に増えるはず。


最近、それが現実になりはじめていることがとても嬉しい。「関ジャニ∞クロニクル」と「関ジャム」のレギュラーが始まったからだ。関ジャニ∞になんとなくのイメージが出来上がっている人に、この二つを見てほしい。

“頑張るバラエティ”ではなく、肩の力を抜いた緩急の際立つコーナーや企画によって引き出される、元からあった関ジャニ∞の空気、個性、関係性がわかりやすく表れている。騒いでいるわけではない、なのにこんなにシュールで面白くて、決める所は決めるコーナーもある。関東ローカルでの放送なのが悔やまれるけれど、まさに“関東”へ向けて関ジャニ∞ってこんな感じですよと自己紹介の名刺を渡すにふさわしい番組になっている。


対して「関ジャム」は、ライブでのバンドパフォーマンスを垣間見ることができる。毎回違うアーティストの方とセッションをして力と自信をつけていく関ジャニ∞を毎週見ていくことができるのは、本当に贅沢なことだと思う。ある意味ドキュメンタリー。こんな歌い方をするんだ、こうやって演奏をしているのか…とライブだけでは追いきれない細かなところも注目して見ることができる。ドラムの音、ベースの音、耳をすまして楽器の音を聴くようになったのは、関ジャニ∞とこの番組の影響が大きい。

私の中では、渋谷すばるさんの印象もここで更に変わっていった。これまでのイメージではどちらかというとロックな強い歌い方のイメージがあったけれど、曲調に合わせてこんなにも歌い方を変えられる人だったとは、この番組で歌う姿を見るまで知らなかった。女性キーをそのままに女々しさを表現して歌ったり、ミュージカルソングをロックに歌ったり、アイドルソングをキャピキャピで歌ったり。その振り幅の広さに毎週驚かされている。

関ジャニ∞はバンドもやる。それは知っていたけれど、バンドの仕組みをよく知らない私は正直に言って一度に幾つもの楽器が鳴っていてもどの楽器がどの役割を果たしているのかを理解していなかった。ドラムは、エレキギターは、アコースティックギターは、ベースは、キーボードは、パーカッションは、ブルースハープはどんな音色を奏でていて、メロディーラインのどこを担っているのか、
その面白さを、まさに“音楽の授業”として教えてくれる。


この二つの番組が、今の関ジャニ∞にぴったりとフィットした等身大であり、まだまだ続く成長過程を見せてくれる番組であることが嬉しい。楽しい。
関ジャニ∞が好きで、丸山さんが好きだと話すと、いつも本意が伝わっていないような気がして歯がゆいのだけど、楽しいギャップは残りつつ、先入観で固まりがちなイメージはどんどん塗り替えていってくれたらいいなと思う。私がそうだったからだ。先入観だけで食わず嫌いになるのはなんて勿体無いことなのだろうと実感したから、一度見てみてー!と思うわけだ。
これからも、そんな楽しいギャップだらけの関ジャニ∞を眺めていたい。