“かっこわるい” が格好いい。横山裕さんのソロ曲「 fantastic music 」

 
 
挙げだせばキリがない好きすぎるパフォーマンス、関ジャニ∞ ソロ編を…と思って書き出したら、一曲でそこそこな量になっていたので、記事を一人ずつに。
 
どうにも好きな、それはもう大好きな曲があるのです。
 
 
 
fantastic music/横山裕さん ソロ
 
 
この曲。「∞祭」で横山裕さんが登場する時に、映像の後ろで流れていた曲で、一度聴いて忘れられず。この曲は!なんだ!と調べて、曲名が分かったものの音源化はされていないという悲しい知らせ。ライブDVD「47」(2007年)でのパフォーマンスが映像化されていることは分かったものの、まだ買うことはなく、音源化されないだろうかと考えていた。
 
そんな中で、知らずに買った「関ジャニズム」
まさかのソロメドレーは嬉しかった!!暗転のなか始まる甘いバラードな歌い出しから、ライトが当たってポップな曲調に変化していくあの空気感と、ワインレッド色のジャケット衣装に、黒のリボンがポイントな赤のハット。蝶ネクタイはヒョウ柄で。派手なのになぜ、こんなにも可愛く着こなしているのか。
 
歌い始めてから、照れなのか下唇を噛む仕草さえも魅力的。円形ステージで踊る振り付けも可愛らしく、従えているダンサーさんと少し振りが違うところも工夫されていて好き。なんと言うか、意図的だとしたらそれはズルいですというくらい、横山さんの美しい手が、細くしなやかな指が強調される手の振り付けで、見惚れてしまう。最後の決めポーズは、その可愛さなんですか!と言いたくなるほど反則的なあざとさ100%で、何度も見たくなるのです。
 
 
そして、関ジャニ∞での横山さんの立ち位置を思いながら見ると、横山裕さんがこの歌詞を歌っていることへの愛くるしさが爆発すると思っている。
ひとりぼっちじゃ ね  なにも出来ない みんながいなくちゃ

という歌詞を、最年長の横山さんが歌う。

お兄ちゃん!とメンバーにじゃれつかれる横山さんが、ソロ曲で、“みんなが居ないと心細い。でもやるしかない”と歌うそのシチュエーションが、たまらんのです。横山さん、自分の可愛さを見せつけるのが非常に上手くて、プロデュース上手だと、これまでのソロを見ても常々思う。思いのままに心を掴まれている。グループでは最年長でありながら、“可愛い”のプロ。
 
 
 
そして、メロディーの楽しさもさることながら、
この曲、キャッチーさがすごい。
 
曲の中で「手を叩こう」と、横山さんがリズムよくクラップを二回煽るシーンがあったり、盛り上がってるか?と聞くのに女性ボーカルで「そうでもない」と答えられて、へこむシーンがあったり。
 
ストーリー性があって、格好良く決めたいのにどこか決めきれない主人公のショータイムを見ているような感覚が、とても楽しい。
 
 
関ジャニズムでのパフォーマンスしか見たことのない私は、まだそれしか知らないのだけど、カメラワーク含めて、その数分間の中にツボなポイントがとことん詰め込まれたパフォーマンス。
円形ステージから円形ステージへの移動があるのも、その途中で画面に映し出される“そうでもない”のフォントと、背景がショッキングピンクな感じも。それを横山さんが絶妙な位置で立ち止まり、横山さんを左下に写しつつの後ろにスクリーンな演出も、最高。最高。
歌詞の“Y O U  Show time”で、手でアルファベットの形を作って、その後パンチする振り付けのダンサーさんも好き。
 
 
総じて言えばもう全てが。
 
いつかCDに。そして願わくば、いつか「fantastic music」を歌い踊る横山裕さんを、この目で見たいと思っている。