ライブDVDはおもしろい。


ジャニーズに興味を持ってからというもの、たまらなく収集して見たくなるのは、ライブDVDだった。

ドラマよりも映画よりも、“これまで”がどんなものだったのかを見たい。自分がそれを気に入ることはできるのか知りたい。ババッと買い揃えることもできるのだろうけども、ひとつひとつ地道に揃えていくのもまた醍醐味と思いながら、今現在は関ジャニ∞のライブDVDをこつこつ集めている最中である。


これまでずっとコンサートに縁がなく、そもそも“ライブDVD”という楽しみ方を知らなかった。コンサートが行われると、しばらくして発売されるものというイメージはあったものの、昔ながらのイメージで、音はあまり良くなく、スクリーンの映像は画質が悪いまま音とズレて見えるのだろうと非常にイメージを悪く持っていた。
それなら音楽はCDで聴くに限るし、歌番組での映像の方が綺麗なはず。わざわざライブDVDで見ることはないのでは、と思っていたのだ。
昨今の技術の発達を知らない私は。


しかしそういうことではないのだと、生まれて初めて買ったライブDVD、「NEWS 10th Anniversary」を見て、知ることになった。
ブルーレイでなくとも、この綺麗さ。何より、はめ込みだと分かりづらい自然さでスクリーンが綺麗に調整されていることに感動した。インターで入る映像も、イメージでは会場の映像をそのまま映すものと思っていた。DVDだからこそ、画面いっぱいにその映像を見られるのは、充分すぎるメリットだなと思った。

会場に居たとしても見落としてしまう細かい動作や振り付け、表情、光の演出、スクリーンの映像。それら全てをバランスよく整えられ、音の良さも、最近のものになればなるほどズレもなくなり綺麗に聴こえる。
そんな風にして、非常に見やすい状態で届くDVDとは、なんて親切なのだろう。

こうして私は、これまではCDショップへ行ったとしても全く気に留めていなかった、“ライブDVDコーナー”によく立ち寄るようになった。
ドラマでもなく映画でもない魅力は、一公演ずつ人が作り上げていることで完成されるところにあると思う。それをメイキングとして見せてくれることが本当に嬉しく、大好きだ。

ツアーが終わって、DVD化されて初めて明かされる、裏で進行されていた企画を知る楽しみもある。あの時のあれ、こういうことだったのか!とピースが繋がるような。だから、DVDを買わずにはいられない。



今まで自分が見た中で、特に好きだと感じたDVDを3つに絞って紹介したい。コンサート内容というより、全体の、特典映像を含めたおすすめを。


NEWS「10th Anniversary」初回盤

NEWSのコンサートってこんなに楽しいものなのか!行ってみたい!という衝動を掻き立てられたDVD。会場全体の空気感が映し出されていて、メンバーだけじゃない、客席の映し方が上手だと思った。ペンライトを持つ手や、NEWSニッポンでの“ピースのサイン”で、ちゃんとピースマークを裏返す振り付けをしているファンの様子も綺麗に映していて、それを見て、自分もこの振り付けを会場でやりたい!と思った。

特典映像も盛りだくさんで、“Jからの手紙”と称してツアーの裏側で行われていたミッションの映像をメンバー揃って見ているのがまた楽しかった。


関ジャニ∞「8UPPERS 」初回盤

ライブ内容は間違いない格好良さ。そして可愛さもありつつ、8UPPERSというストーリーテーマのおかげでメンバーのスーツ姿が存分に見られるという素晴らしさ。
さらに、ライブ中にある“ウインクキラー”という企画が、もうどこをどう取っても美味しさしかない。ウインクに気付かれたら負けという単純なゲームなのだが、
それを、スーツ姿の。メンバーが。メンバーに。ウインクを飛ばすという衝撃。画面の破壊力がすごい。


テゴマス「テゴマスの青春」初回盤

メイキングの空気感と、内容がとても好き。アリーナとホールでどう見せるか、テゴマスバンドとどんなふうにリハーサルをしているのかを今まで以上に見せようとしてくれているのが伝わって、こうして作られていくのか…とわくわくした。
ちなみに札幌での、白銀の世界に降り立った黒髪すっとんとんまっすーの威力も相当なものです。


グループごとに個性があるのもおもしろく、メイキング映像が充実していたり、DVDの映像としてこんなに作り込むのかと感動するくらい、面白い企画があったりする。ライブDVDを買うことに躊躇いが全くなくなったので、こんなおもしろいものがあるよー!という情報を聞いたら、どんどん見ていきたい。その度まんまと引っ張り込まれそうなこわさもあるけれども。

そんなふうに、まだまだ見たことがないものがある喜びを噛み締めつつ、これからもすこしずつ揃えていきたいと思う。