テゴマスの歌で、とてつもなく好きだと感じる歌のどこがどう好きなのかを自己分析しつつ、おすすめとして紹介。
「マルイチカラ」
2007年 キッス〜帰り道のラブソング〜 (通常盤)
アイドルがこの歌詞を歌っているという、初めて聞いたときの衝撃。目から鱗。
メッセージはきっと、友人から友人への気持ちや見守っている誰かへという設定だと思うけれど、それでも “マルイチカラを君にあげるよ” と二人が歌う力は凄いもので、直球ストライクな最高の応援ソング。落ち込みかけている時に決まって聴くのはこの歌です。
一番の歌詞も二番の歌詞もいいけど、
“きみのためにできること なにかないとかなしいよ ぼくがいる意味がないね 手を繋ぐだけでもいいよ”
そんなことを歌われたら、元気湧くでしょう、そりゃあもう。好きな歌詞を挙げだしたらこの曲まるごとに結局なってしまうので、聴いたことのない方にはぜひ聴いてみてほしい。以前のシングルカップリング曲なので、眠ったままにならずにどんどん発掘されてほしい。
「僕のシンデレラ」
2008年 アイアイ傘 (通常盤)
はてなブログのタイトルにするほどに好きなこの曲。たまらないのです。なにがってもう聴いた瞬間のときめきったらなかった。この歌は、ずっと好きだった女の子に思いを告げようと決意したころに彼女が引っ越して行ってしまうという片思いソングなのですが、
切ない!!なのにキラキラしていて眩しい!
小学校の低学年の頃のような、子供達にはあらがえない “引っ越し” という出来事によって、続くと思っていた当たり前の距離感が離れていってしまう、どうにも出来ない切なさがこの歌に込められてるような気がして切ない。
それをテゴマスがあの声で歌うからもう!!この歌を歌うときの二人は、少年をちゃんと演じていて、幼く歌うからより一層キューっと胸を締めつけられるような心持ちになる。
“君が好きだ まだ言えてないのに どこへ旅立ってしまうの? 僕のシンデレラ”
…っ!!ハの字眉にしてそう歌うまっすーの切ない表情は、凄まじい威力。弱気な部分をまっすーが、でも諦めたくないという強気な思いを手越くんが担当して表しているように見えて、少年像がよりリアルに感じられるのです。
引っ越しを経験したことがあるなら、更に共感できるこのシチュエーション。テゴマスの中で一曲、どうしても一曲に絞ってくださいと言われたときには、迷わず「僕のシンデレラ」と答えると思う。
「Chu Chu Chu!」
2010年 テゴマスのあい(通常盤)
“君が好きすぎて困ります” ってこっちのセリフだー!と聴くたび思うこの歌は、可愛さ120%の金平糖で出来ていますみたいなラブソング。ライブで披露された振り付けが可愛いんだまた。テゴマスのあいDVDに収録されているのでぜひ!見てもらいたい!ちなみに少し脱線すると、このライブDVDのツアーメイキングに入っている映像で、振り付けをファンに教える際にふざけるテゴマスが最高に面白いのですが、二ヶ所、まっすーの衝撃的暴走が見られるのでそこも合わせておすすめしたい。そのうちの一つはあまりの暴走っぷりに笑いが止まらなかった
話に戻り、この歌は裏声を行ったり来たりする歌い方をしていて、自分で歌ってみようとするとその音程の移り変わり方がどれだけ難しいか分かります。だからこそ綺麗なふたりのビブラートが魅力抜群に伝わって、ここの音程が耳心地いい!と繰り返し聴きたくなる。大好きな一曲です。
ここまでの3曲が、自分にはテゴマスの大きなイメージの芯となっている歌。そこからテゴマスの青春では大人な情緒を表した曲もさらに増えていって。
「タイムマシン」
2014年 テゴマスの青春
未練の残る相手への失恋ソングにもとれるけど、自分自身へ向けた葛藤の歌にも聴こえて、グッと心を掴まれて離れない一曲。
後悔を並べ、時を戻せたらタイムマシンがあったら…と悔やんだ最後の最後で、この歌の主人公は
“タイムマシンはないから 時は戻せないから 子供じみた自分にさよならしなくちゃ”
と過去の自分と決別する。
その踏ん切りをつけた瞬間の歌詞に、心を掴まれた。恋人に対してだけじゃなく、あの時こうしていたら、あそこであの道を選ばなければ…と思い返してしまう事はある。でも、この歌を聴くとそうじゃないなと思い直すことができる。グッと足に力を入れて、前進できる気持ちになれる感覚になります。
自分はどうやら、可愛いテゴマスがとくに好きで、ぶりっこ気味でどんと来い!なんだなと思いました。そして真っ直ぐシンプルな歌詞が好きで、時折、日常と向き合える曲を聴きたくなるんだという発見。
可愛い曲も情緒のある曲も、魅力的なものがまだまだあるので、ここが好きだ!と書きたいことは途切れないけど、第一弾はここまでに。以上、テゴマスおすすめしたいソングでした。