「ダディ・ロング・レッグズ」へ送る長ーい手紙。【第二幕】

大学2年生になった得意げなジルーシャからの手紙を、なるほど?と言いたげに微笑みながら読むダディに、この日課がいかに楽しいものなのかを感じる。 プリンストン大学、3年生のお兄さまジミーとはどんな人だろう。 手紙を読んでいるダディのように、想像を…

「ダディ・ロング・レッグズ」へ送る長ーい手紙。【第一幕】

舞台を観ていても、ライブを観ていても、時折ステージにいる姿をそっと横目に、壁に映る大きくなった影を眺めることがある。 その影にはステージに立つ姿と別のバックグラウンドを映すように思えて、引きつけられる。 だから「ダディ・ロング・レッグズ」の…

銀座ウエストのお菓子缶、お家で幕間のお茶時間

75周年の記念に、ヴィクトリア・マグネットチャームが付くと知っての一目惚れだった。 銀座ウエストの焼き菓子。何となく見たことはあっても、食べたことはなかった。 通販も、お菓子のお取り寄せもあまりしない。それでもほしくて。 サイトを見ていたら75周…

ミュージカル「ダディ・ロング・レッグズ」手紙を書く私と、手紙を読むあなた

手紙を書き送り続けるジルーシャ 夢中で読むが返事を送ることができないダディ 上白石萌音さんのめくるめく声色。 歌声はのびやかに快活で、そしてジルーシャとしてチャーミングさや芯の強さを表すように、時折整えずに語るところもある。 止められない好奇…

映画「今夜、世界からこの恋が消えても」好きなところ

何となく、伝わってくる雰囲気が心地いい気がすると思って観に行ってよかったと、今でも噛みしめる。 全体的なテーマカラーのような水色がじんわり広がる感覚で、真織と透の空気感や、それぞれの佇まいがしっかり記憶に残っている。 公開日から日が経ってき…

1つずつ束ねる愛と暮らせたら - Nissy「I Need You」

隣り合うから1つになるのではなくて、 向かい合う相手をちゃんと見つめて愛してる。 お付き合いするだけでなく暮らすことをNissyが描いてくれると、こんなにも温かいんだと花束を受け取ったような気分になった。 シンプル。だけど慈しみ【かわいがって、大事…

買いたかったものお迎えするDAY

欲しいものと必要なもの、見極められるようにねと教育されてきた。 確かに、欲しいものばかりを集めていると、生活がおざなりになる。 それでも、無くても衣食住はできるけど、有るから衣食住が彩られるものに惹かれずにいられない。 私にとっては必要不可欠…

ボーダーコリーの妹がいて、ヒマラヤンのルームメイトがいた。

私にとって同志だった、超小型犬とは思えないガタイの良さで、トライカラーのまろ眉なチワワ。 いたずらをすると、バレる前から顔に出てしまう彼のことを、以前に書き留めたことがある。 同じ頃に、ボーダーコリーとヒマラヤンも家にいた。 犬2匹、猫1匹のい…

手嶌葵さんコンサート。柔らかな霧のヴェールに包まれて。月明かりにシェードランプの灯り

すうっ…と息を吸う音もメロディー。 シルクのように柔らかく風を通して、その声は時に凛とした芯を見せる。 一生のうち、いつか聴くことが叶ったらと思っていた、手嶌葵さんの歌声。 手嶌葵 15th Anniversary Concert ~ Simple is best ~ 説明書きにあった…

「CLASSY.」に載る大橋和也さんが好きなんだ。

ファッション誌「CLASSY.」 に、載る大橋和也さんが好き。というジャンルが私の中に存在している。 はじまりは突然に、なにわ男子の大橋和也さん掲載のお知らせを見た私は、本屋さんへと向かって慣れたペースでもくじを開き掲載ページを開いた。 なんという…

ディスク化されて視聴が叶った「なにわ男子 First Live Tour 2019-2020〜なにわと一緒に#アオハルしよ?〜」

アルバム「1st Love」初回盤②の特典ディスクで、2019年から2020年はじめにかけて、なにわ男子が行っていたアオハルライブをついに見ることができた。 楽しかった。楽しく、感慨深く、その軌跡がじんわり心に残るライブだった。 ダイジェスト部分も覚悟でいた…

映画「今夜、世界からこの恋が消えても」- 水面に映る光のカーテンのように、静かにきらめく眼差し

(具体的なネタバレはせずに書いているつもりでいますが、観に行く予定のある方はまっさらで向かわれることをおすすめします。) 水面に映る光のカーテンのように、静かにきらめく眼差しの物語だった。 映画「今夜、世界からこの恋が消えても」 正直な気持ち…

関西ジャニーズJr.が18祭で見た背中とその先の景色

18祭は関ジャニ∞を浴びて、 関西ジャニーズを目の当たりにしたライブでもあった。 関ジャニ∞のスタジアムライブに集まりし関西ジャニーズJr.の迫力。 東京でのライブは東京のJr.が呼ばれる印象が、いつの間にかしっかりとバックを固めるようになった凄みを感…

これぞ関ジャニ∞の18祭。天井知らずの景色【後編】

バンドでファンになった人や、それをすごく楽しみにしている人がいるのをちゃんと理解していて、しっかりバンドでも観せてくれる。 この振り幅と贅沢な時間に、関ジャニ∞のライブの醍醐味がある。 バンド曲の最初にジャーンと鳴ったドラムではじまったのは、…

これぞ関ジャニ∞の18祭。天井知らずの景色【前編】

“好きやねん大阪!”そう叫びたい気分になった。 ライブの最後、「ああ終わっちゃう…いややなぁ」と言った横山裕さんのことが忘れられない。 関ジャニ∞ライブ「18祭」 2022年7月16日(土)17日(日) 神奈川 日産スタジアム 18時開演 2022年7月23日(土)24日…

これまでもこれからも宝物な「ダイヤモンドスマイル」

あの頃の大切な宝物として胸に持っていられるだけでも素敵なことだったのが、 これからの宝物としても連れていけるようになった。そんな感覚。 アルバムのリード曲として、ついに形になった「ダイヤモンドスマイル」 収録された音源として繰り返し聴けること…

【ネタバレ無し】日産スタジアムでのライブに備えた暑さ対策の記録

【ライブ内容、セットリストについては何も触れていません。ヤンマースタジアム長居とは違う点もあると思いますが、暑さ対策の記録になればと思います。】 野外のライブに行ったことがなかった。 十祭のDVDを見た時から、関ジャニ∞のことだからまたいつか野…

ひたむきな純度が胸を切なくさせる - なにわ男子「Timeless Love」

大橋和也さんの歌声が、窓の白いカーテンをゆらすそよ風みたいだと思った。 ひたむきな純度と、胸の切なさ。 なにわ男子「Timeless Love」 作詞・作曲・編曲:Nobuhiro Taharaさん ストリングスアレンジ:夢見クジラさん レコーディングバージョンのMVがYouT…

はじめのLoveは桃色に染まって - なにわ男子「1st Love」

柔らかなピンクやホワイトの小さなハートが舞って、足元からほのかに色づくピンク。 アルバムタイトル「1st Love」(ファーストラブ)にちなんだデザインがとても優しい。 なにわ男子にとって初めてのアルバムが、2022年7月13日に発売された。 フラゲ日に抑…

清水美依紗さんが歌う「ゼロ・トゥ・ヒーロー」みなぎるエネルギー

ソウルフルとはこのこと。 楽器が奏でるリズムと指揮者の さんが生み出すグルーヴに清水美依紗さんの歌声が重なって、エネルギーが弾けていた。 2022年3月26日に放送された「題名のない音楽会」でのディズニー特集。 清水美依紗さんが歌ったのは、アニメーシ…

映画「エルヴィス」圧倒的にゴージャスで悲しいほどに魅惑的

日本版のポスター写真に衝撃を受けた。 その熱で映画館へ行った。 マイクを握りステージから迫るエルヴィス。伸ばす手を掴もうと無数にファンの手が伸びる。 あの一瞬、エルヴィスの眼差し、横顔、伸ばされる手に観客の表情。マイクの輝き。どれを取ってもエ…

25歳の時に実感した、懐かしさへの宣伝効果

25歳になった時にCMから実感したのは、 学生時代の“懐かしさ”をターゲットにマーケティングをされている。ということだった。 商品によってメインターゲットになる年齢層は変わるので、この感覚が25歳に限るとは思わないけれど、明らかだなと実感したのがこ…

なにわ男子 ファーストアルバム「1st Love」へ向けた、ダイヤモンドスマイルの輝き

なにわ男子にとって1枚目のアルバム 「1st Love」(ファーストラブ) 2022年7月13日にリリースとなる。 こんなに早くアルバムが受け取れる嬉しさに加えて、心躍らずにいられない理由があと2つある。 それは、関西ジャニーズJr.の頃からなにわ男子が大切に歌…

宛名のないファンレターを書き始めて8年

2015年6月19日に書き始めた「宛名のないファンレター」は、今日で8年になりました。 ということは、待ち侘びた8周年…? まだ6年くらいかなという気持ちでいたから、計算して実感してびっくりする。もう少し先かと思ってたな。 長く続けたり、同じ所に通った…

物腰

好きなドラマのことを考えた時、 登場人物たちの言葉遣いが、自分にとっては無意識のうちにそのドラマに惹かれるかどうかを分けていると気づいた。 どんな言葉を話させるかは、脚本家さんの描きたいものによって変わると思うけど、端々に表れるのは脚本家さ…

Eテレで見る「舞妓さんちのまかないさん」に、関ジャニ∞を見ている

舞妓さんたちが共同生活をしているお家で、食事を作るまかないさん。 舞妓さんたちと同い年の彼女が、お料理を作る。 小山愛子さん作の漫画「舞妓さんちのまかないさん」 少年サンデーで連載をしている。単行本は現在、19巻。 漫画を読んだ時に、可愛らしい…

Café1894で抹茶のアフタヌーンティー

今年の憧れは叶えたと言えるくらいのひと時だった。 元は銀行として建築されたクラシックな空間で、アフタヌーンティーができたらどんなに素敵か。 それもホワイトチョコと言うより、“お抹茶”の苦味も大切にした抹茶スイーツがテーマなら、なおさら魅力的。 …

振り返してくれるその手を待っている。ディア・エヴァン・ハンセン「Waving Though A Window」

'Cause I'm tap,tap,tapping on the glass (ガラスをトントン叩きながら) I'm waving through a window (窓越しに手を振っているんだ) “tap,tap,”から伝わる手のひら。 ドアをknockするのではなくて、ガラス越しに触れる手に、出たい気持ちとためらいが…

映画「ディア・エヴァン・ハンセン」 - 僕が僕へ宛てた手紙

ふいに話しかけてもらえたのに、どう会話を繋げたらいいかわからなくて、不自然に笑ってしまった。 そんな自分に、何をしてるんだろうと思った。 困っていても笑顔を作ってしまう。相手になにか返さなくてはと思うから。 映画「ディア・エヴァン・ハンセン」…

私の好きなもの路線図

書き出してみたら楽しそうだなと思って、書いた路線図。 ディズニーを起点に、繋がり、広がり、ぐるっと繋がっていく私の好きなもの。 10代から、おおよそ15年以上をかけてじわじわと広がっていった相関図とも言える。 オレンジの丸で囲ったものが、大きな柱…